本文へジャンプ

ご詠歌・・・。

仙台支社編集のWです。
先週まで春を感じる陽気だったのに、また寒さが戻ってきたような・・・。
風邪なのか花粉症なのか、くしゃみと鼻水が止まらない今日この頃です。

さて、年末から先月にかけてわが家では身内、親戚での不幸が続きました。
時代の流れなのか自宅での葬儀は減り、最近では葬祭会館で行うことが多
くなっていますが、我が家は田舎なので自宅で行いました。
そのための和室といったら語弊がありますが、田舎の家では二間、三間続
きの和室(お座敷)は無くてはならないものです。
家を建て替えた時も、祖父は和室の二間だけは譲らなかったと言ってまし
た。二間続きの和室がなくては、息子・孫たちの結婚式も挙げられないで
はないか! と言って頑張ったみたいです。

さて、さて。今回祖父の葬儀で、はじめて御詠歌というものを見ました。
(聴きました。)近所のオバちゃん達が家にきて、チリーン、チリーンと
鈴?(鐘)のような物を鳴らして非常に長い歌を仏前に揚げます。
はじめは観察する目でオバちゃん達を見ていましたが、徐々にオバちゃん
達の声が心にとて〜も心に浸みてきて、祖父との思い出に浸ってしまい、
深い悲しみが沸き上がってくるのを感じました。

御詠歌の意味はよくわからないけど、すごく心のこもった歌でこういう葬
儀というのもいいなと思いました。都会ではあまり見られないことだと思
います。でも、最近ではこの御詠歌を詠うオバちゃん達も少なくなってい
るそうです。CDを流して済ますことが増えているとか。こういう昔から
の伝統というものは残していきたいものですね。

今回、まもなく12歳になる娘に伝統ある葬儀を経験させて良かったと思い
ます。本人はよくわかっていないと思いますが、大人になったときに思い
出してくれるといいかなぁ・・・。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」