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「はやぶさ」の帰還

ネットワーク課のTです。
「日本には不思議な鳥がいる」という話題で永田町が盛り上がっているよう
ですが、今回、お話したいのは6月に帰還予定の不死鳥「はやぶさ」の話です。
 
「はやぶさ」といっても、鳥のはやぶさではなく、小惑星探査機の名前。
イオンエンジンを使って小惑星イトカワまで飛行し、その表面から物質のサ
ンプルを持ち帰ります。何故、不死鳥と呼ばれるかというと、幾多の致命的
と思われるトラブルから、何度も甦っているからだそう。
その感動の物語は、youtubeの動画などでも見ることができます。

聞くところによると日本の宇宙開発は、この「はやぶさ」にしろ、先だって
の宇宙ステーション補給機(HTV)のドッキング成功にしろ、低予算の中で、
驚くべきコストパフォーマンスを発揮しているとのこと。
 
さて、「はやぶさ」の帰還とはいっても、小惑星の物質のサンプルを納めた
カプセルは、分離・放出され、砂漠にて回収予定。役目を終えたはやぶさ本
体は、大気圏で燃え尽きるようです。
 
科学予算の厳しい中ではありますが、なんとか後継機開発に結びつけ、不死
鳥の面目躍如と願いたいものです。宇宙開発技術は、日本の未来を切り開く、
とても重要な技術の一つなのです。なお、「はやぶさ」に関する詳しい情報
は、こちらのサイトでごらんになれます。
 
JAXA小惑星探査機「はやぶさ」物語 http://spaceinfo.jaxa.jp/hayabusa/
 
プロジェクトチームの皆さんに開発の苦労話のインタビュー動画や、「はや
ぶさ」のミッション・カレンダーなどがご覧になれます。何事もノートラブ
ルが一番いいのでしょうけれども、しかし、トラブルを克服してなお、前進
する姿というのは、素直に人を感動させるパワーを持っていますね。

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