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オタマジャクシは焼き鳥の夢を見るか?

お久しぶりです、編集部のkenです。
前回(http://web.replan.ne.jp/blog1/?p=967)の続編になるかもしれないお話です。
別の職業病、名づけて「メイキング至上病」のお話。
雑誌という皆さんの目に触れる「モノ」をつくる途中経過ど真ん中に身を置く私。
メイキングが好きだからこの仕事を選んだのか、こういう仕事に就いたからメイキングが好きなのか。

あれっ?あんな奥の方の穴にどうやってヒモを結んだんだろう!
あれっ?繋ぎ目が見あたらないけど、どこで溶接してあるんだろう!
あれっ?今のシーン、スタントマン死んでない?

いちいちモノの「過程・工程」を考えてしまう。
普段から趣味でこんな動画ばっかり検索してみているんです。

イームズの椅子が出来るまで

サクソフォンが出来るまで

路面電車の線路の補修工事

映画「タイタニック」巨大セットの建設

映画の特殊効果の歴史

これが、普段の生活でどんな悪影響を及ぼすか。
ほんの一例をご紹介しましょう。

公開時に劇場へ足を運べなかった映画、ずっと観たかったあの映画、やっとDVDやブルーレイなんかで鑑賞できるぞ!という待ちに待った日、私がどういう行動をとるかというと・・・Disc-2 から見始めるんです。

なぜなら、私が大好きな「メイキング・オブ・○○」やら「視覚効果の全て!」やら「未公開シーン」やら「監督・俳優陣のインタビュー」なんかが、ぜーんぶ Disc-2 の特典映像集に収録されているから。本編への期待感より、制作過程への好奇心が勝ってしまうんです。
多くの場合、こういったメイキング映像は「一番手の掛かったシーン」、つまり「クライマックスシーン」の製作工程や苦労話が収録されているケースが多い。なので、見終わって「さぁ、Disc-1 の映画本編を見るぞ!」という時には、もうクライマックスシーンの展開やオチや、どのビルがどのタイミングで木っ端微塵になるかまで知ってしまってるわけで、映画がぜんぜん面白くないんです。

きっと心構えが間違ってるんですね、
ヒヨコが先かニワトリが先か、と思ったらカエルだった、みたいな。
わかりませんけれども。

One Response to “オタマジャクシは焼き鳥の夢を見るか?”

  1. […] キング至上病」のお話です。この病気の症例は前回の記事をお読みください。(http://web.replan.ne.jp/blog1/?p=1146) 前回は、製品や建造物など「モノ」が完成する過程を追いました。 今回は […]

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