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国の借金?!

こんにちは。WEB事業部のTです。

正しい問題解決のためには、正しい問題認識が必要です。
ただ、今の世の中、情報は溢れているのですが、正しい情報を取得することは
むずかしいです。

いわゆる「国の借金」が問題視されていますが、巷でいわれている国の借金は、
日本が外国に借りているお金を指すのではなく、国債残高を意味し、これは、
日本の政府が、国内の銀行から借りているお金を意味するようです。
つまり正確には「政府の借金」ですね。

今、世間で話題になっているギリシャの場合は、共通通貨のユーロ建てで、
外国にお金を借りているわけですが、これと違い日本の国債は円建てであり、
円の通貨発行権を持っているので、財政が破たんすることはありません。

日本が緊縮財政策をとり、公共事業費などを削ってきたため
日本の建設業許可業者数は、ピークの小渕政権期(60万社)に比べ、
すでに13万社も減少しています。
地震等の自然災害が発生した場合に、救出作業、復旧作業を実際に行うのは
重機を持っている地元の建設業者さんであることを考えると深刻な事態です。

安全で豊かな日本を将来に渡すためには、デフレを脱却し、経済規模を大きく
していくこと。そして景気を良くし、経済規模が大きくなれば税収も増えますし、
相対的に借金の割合も減ることになります。これは緊縮財政では達成できません。
いわゆる「国の借金」を減らすために緊縮財政策を取ることが、ますます経済状態を
悪化させているように思われます。

政府のレベルは、国民のレベルを反映します。
「国の借金」というレトリックにダメされることなく、我々の生活が安全で
豊かになっていくためには何が重要かを一人ひとりが考える必要がありそうです。

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