ネットワーク課のTです。
子供のころアンモナイトの化石が意味も無く欲しかったのですが、今に至る
もそんな気持ちを引きずっていたようで、ネットオークションでアンモナイ
トの化石が出ていたのを見て思わず入札してしまいました。
学生の頃に進化論を習い『個別発生は系統発生を繰り返す』などと聞いて、
ヒトの受精卵の発生過程において、あたかも進化の歴史を繰り返しているよ
うな写真をみて感動しました。(これに関しては、現在、異論もあるようで
すが)
ところで、自分の親や、親の親がヒトであることは自明の事実ですが、進化
論を信じるならば、親の親の親とどんどん辿っていくと、やがてどこかで、
ヒト以外のものにならざるを得ないというのがとても不思議です。
また、今までは「人は生まれ、死ぬもの」と思っていたのですが、よくよく
考えてみると「命は新たに生まれるものではなく、両親の命を引き継ぐもの」
であることがわかります。
「ひょっとしたら、生命の誕生というのは、長い長い地球の歴史においても
進化論の系統樹の一番根っこの部分で、たった一度おきただけで、今の地球
上の生物の命はすべて、その命を引き継いでいるのかもしれない」と思うと
とても不思議な気分になります。
そして、現在我々は、進歩を良いこととし、生活向上を目指してあくせくし
ているわけですが、「自分が生まれたときに先人から引き継いだものをそっ
くりそのまま次世代に渡すというだけでもとても尊い価値のあることなのか
なあ」などと思ったりしてみました。
Posted on 1月 31st, 2011 by blogmin
Filed under: メルマガコラム
コメントを投稿
「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」