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なぞなぞ進化論

ネットワーク課のTです。

昔は、なぞなぞとか良くやりましたよね。
なぞなぞにも、いろいろあります。
時が流れても、ほぼそのまま使えるスフィンクスの謎みたいなもの。
それに対し、地域、時代に限定されるもの。
例えば、私が子供の頃には、
「180円で買える車の部品はなーんだ?」
というなぞなぞがあって、答えは、「ハンドル」でした。
そのころは、固定相場制で一ドル360円で、ハンドルを半ドルと掛けて、
一ドルの半分は180円というオチです。

そんな中で、一部バージョンアップしたなぞなぞに出会ったのでご紹介。
「自分の家を出て、南に1km、西に1km、北に1km行ったら、元の自
分の家に戻った。どういうことだろう?」というなぞなぞ。

本命の答えは、「自分の家は、北極点に建っていた」というもの。
これはいいんですけど、別解が家が東西に1km以上の長さがあったと
いうもの。「なんじゃ、そりゃ?」ですよね。

しかし、最近はもっとエレガントな別解が用意されています。
最初の本命の答えを、ちょっと検討してみると、

南北に行く場合には、南極点、北極点が終点となる。
東西に行く場合には、終点は無く、円周上を歩き続けることになる。

と、いうことは、
その円周の長さが、ちょうど1kmだとすれば、
西に1km歩くと、元の位置に戻ることになる。
したがって、その円周1kmの円の円周上の点から、北に1km行った
地点に自分の家があれば、
「自分の家を出て、南に1km、西に1km、北に1km行ったら、
元の自分の家に戻った。」
が成立することになります。
円周1kmの円は、南極、北極にそれぞれに存在しますが、
南に1km歩いたところで、その円周に到達することから、
南極に存在する方の円ということになります。

子供の頃に、
北極点という答えを聞いて感動しましたが、
今回、北極点以外にも、
元の位置に戻る点があるという答えを聞いて、
再び感動を味わいました。

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