本文へジャンプ

いとしの砂箱

こんにちは。編集部のAOです。

札幌ではこの週末に雪がどっさり降り、窓の外が突然の冬景色となりました。SNSで雪の降らない地域の人に向けて「雪かきしなくちゃ〜」などと雪国ツラいアピールをしてみたりして、長い季節の到来を受けとめたり受けとめなかったり。

性能が高く暖かい住宅の中から眺める雪は、なんとも美しいものですが、ひとたび外に出ると、積もった雪や少し溶けて凍った雪は強敵として目の前に現れます。車にはスタッドレスタイヤ、人には冬靴という味方がいますが、それらを身に着けても、歩き方を工夫しても、どうやっても滑る路面はもはや凶器。

そんな状況では、街角に立つ「箱」が突然光を放つ存在となります。道路に設置されている「常設」の箱と、冬だけ現れる「仮設」の箱がありますが、どちらも滑り止めの砂を入れるものです。交差点や坂に多く設置されていて、雪が降りはじめるころを見計らって砂の入った袋が補充されます。

道を歩く人は自分で箱から砂袋を出して、滑りそうなところに撒いて歩くことができるという、このデジタル時代になんともアナログでシンプルなシステム。箱の種類も地域によってさまざまあり、心強くもかわいらしい存在なので、北海道にお住まいの方も、ぜひ改めて注目してみてほしいと思います。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」