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隣人は賑やかに笑う

こんにちわ。編集部kenです。

わが家が現在の家に引っ越してきたのは2年前の春。山の上にあり隣は大きな緑地公園になっています。なので札幌市内(札幌駅まで車で30分圏内)でありながら、野生動物がたくさんいらっしゃます。
家の敷地内でキツネ、タヌキ、エゾリス、多くの野鳥なんかと頻繁に遭遇します。足跡だけですがエゾシカなんかも遊びに来ているようです。昨年は家からそう遠くない場所でクマが出没しニュースにもなりました。でも問題はもっと身近な動物でした。カラスです。
長年空き地だった場所に人間の家がたったので近隣住民(動物)たちは大混乱。おそらく毎年カラスたちはヒナの飛行訓練の休憩地点としてこの敷地を利用していたのでしょう。家が建った後もその習慣を変えられなかったようで、わが家の2階デッキがヒナの休憩所となってしまいました。

カラス01

引っ越してきて初めての春、我々がお茶しながらゆっくりしていると、デッキに小柄なカラスが一羽、動けなくなっております。あれ?どうしたんだろう、ケガでもしているのかな?とガラス越しに観察していると「休憩中の我が子にガン飛ばしてる人間がいる!」と思ったらしい親鳥がすっ飛んできてそれはそれは恐ろしい形相で怒り狂い、自慢のクチバシでデッキの手摺をガシガシと壊し始めます(写真2011)。これ以降、カラスは我々一家を「敵」と見なし、通勤・通学時も帰宅時も襲ってきます。上空から急降下して威嚇を繰り返し、後頭部を何度か引っかかれました。当時小学校一年生の長男も被害にあいました。

カラス02b

これを踏まえて二年目の春、なるべく刺激しないように注意して生活。夏にはそのデッキで昼寝ができるほどの「和解」が進みましたが、今度は庭に植えたイチゴなどを食べてしまった上、それを「なんか食べ物をくれた人間」と勘違いしたようで、デッキから物欲しそうな顔でこちらを見つめる毎日(写真2012)。敵意のないその表情はとても可愛らしいのですが、無用な餌付けはカラスにとっても人間にとっても良い結果は産まないと思うので、庭いじりやゴミ出しに神経をすり減らす生活。

カラス03

さて新しい春、もうすぐヒナが孵る季節です。すでに親鳥は家の前のホオの木から毎朝こちらを伺っています(写真2013)。今年こそお互いに良い感じの距離感で干渉せず暮らしたいなぁ。

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