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【すてきなものにふれる。】

こんにちは。編集ysです。
少し秋の気配が感じられるようになった週末、すてきなものを見せていただく機会がありました。

お天気の良かった土曜日は、「HAKO MART」を再訪。主に札幌で活躍するハコ好きのクリエイターたちが、それぞれ欲しいハコを「自然」をテーマにデザイン。つくる人によって驚くほど個性的な表情(サイズは3種類だけなのに)を見せるハコたち。イベント初日とはまた違う目で見られ、楽しい時間を満喫しました。会場のplantationは倉庫を改築したようなおしゃれなカフェ。ハコマの余韻にひたりながらの珈琲タイムにも満足の一日。

日曜はスコールのような大雨でしたが、若手建築家・五十嵐雄祐さんのオープンハウスへ。1階は家族の個室、2階にはオープンなLDKとシンプルな考え方の中に、若い感性が織り込まれた室内は、過ごしていてここちよく、清々しい空間。仕上がりも丁寧で、実際の生活が始まってからの変化にも興味が湧く住宅でした。

夕方からは、建築家・倉本龍彦さんのご自宅を見せていただけることに。「いつかは…」と思っていたので、少々おかしなテンションになりながら奥様に内部を案内いただきました。母屋と離れが中庭を挟むように配置され、1階のLDKからは庭とその先の雑木林だけが眺められるコートハウスのようなつくり。道路側の密集した住宅街(どんどん家が増えているそう)とは完全な異空間になっています。築23年ほどだそうですが、時が経つほどに味わいが増す住まいとは、こういう住宅を言うのでしょう。何時間でも居てしまいそうでした。お庭も素晴らしい…。
ご挨拶と住宅見学をして早々に失礼するはずが、倉本さんの建築への考え、こだわりはもちろん、奥様との旅のこと、お子さんやお孫さんたちのお話などなど話は絶えず、美味しい珈琲をいただきながらついつい長居。あー、幸せ。この仕事しててよかった!

すてきな人と会うこと、すてきなものを見たりふれたりすることを、もっと大切にしなくちゃいけないな、と改めて実感した、秋の週末でした(冬がくるのは嫌だけど)。

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