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震災の記憶

 2011年3月11日、穏やかな海が突如、キバを向けて襲いかかってきた。
想像もつかない出来事。あれから、11ヵ月。もうすぐ1年を迎えようとしています。

石巻市雄勝の海

 市街地の瓦礫は撤去され、普段の生活を取り戻しはじめました。
そして津波で家を無くされた方々は、不満、不便さを感じながら仮設住宅で
新しい生活をスタートさせました。

左.瓦礫などが撤去された石巻市門脇付近。右.女川町コンテナ仮設住宅

 しかし、なかなか処理が進まない瓦礫、廃車などの仮置き場のゴミは、
視界を遮るほどの高さに積まれたまま。この瓦礫の山はいつになったら消えるんだろう。

 そして、まったく手つかずの町があるのも現実です。
石巻市東側に位置する長面地区では1本の道路を残して、
陸は津波と一緒に消えてしまった。田園地帯は今は見る影もない。
地盤沈下の影響で未だに多くが家屋が水没したまま。

 まだまだ復旧・復興までは遠い道のり。これからがスタートです。
我がふるさとの再生を願って、自分ができることを頑張っていきたい。
余震の回数は減ってはきていますが、まだまだ油断ができません。
最近では、被災地以外でも地震が多いので皆さん、常に防災意識を高めて
生活してくださいね。仙台支社 Wでした。

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