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合い鍵を作りに

ネットワーク課のTです。

家の鍵をなくしたので、合鍵を作ることになりました。
(どうでもいいことですが、「なくしたのは、私じゃないですよ」)
一応、普段使わない置き鍵があったので、当面は困りません。

「そういえば、セキュリティのために、
指紋とか網膜パターンといった生体情報を使った鍵とかも
あったなあ」となんとなく思い出す。
ああいうのだと、鍵をなくす心配はないのでいいのかもしれません。

まあ、わが家の鍵は、ICが組み込まれているわけでもない
ごくごく普通の鍵なので、すぐに簡単に作って貰えると思い
通勤途中でいつも見かけていた鍵屋さんに、

「合鍵を作って下さい。」
「お客さんは、どちらにお住まいですか?」

ん? なんでそんなことを聞くんだ? 身元確認?
それとも、合鍵を余計に作って後でドロボウに(笑)
などと、貧困で浅ましい考えが頭をめぐります。
おそらく「なんで?」という想いが顔に出たのでしょう。
事情を説明してくれました。

「鍵代は1620円です。ただ、鍵を削っただけでは、開かないことがあるんです。
お客さんのこの鍵、木製のドアの鍵ですよね?
(うーん、どうだったけ?)
削っただけで、開かなかった場合、現場に行って調整する必要があるんですよ。
ですから、このタイプの鍵の場合、ご近所さんの依頼しか受けていないのです。」

まあ、たしかに、一回現場に行って、調整して、帰ってきてなら、
移動時間だけであっさり利益はなくなるでしょう。
削っただけで一発で開く確率に賭ける手も無いわけではありませんが、
おとなしく家の近所で鍵屋さんを探して頼むことにしました。

■■■■■■■■■■ 後日談 ■■■■■■■■■■

家の近所の大型店舗の中の合鍵屋さんに行ってきました。
カウンターの中には、店の人が一人、靴底の加工をしているようでした。
こちらがカウンターに立つと、
仕事の区切りの付いたところで、
こちらにやってきてカウンターを挟んで向かいに立ち

こちらが「合い鍵をつくりたいんですけど」といって鍵を差し出すと、
ひとこと「1575円です」。
「お願いします」というと、おもむろに作業を始め、待つこと数分。
カウンターの上に1600円をおいておいたところ、
出来上がった鍵を持ち、目で金額を確認し、
「おつり、25円です」といって、
鍵と、合い鍵と、おつりとレシートを渡してくれました。
合い鍵の金額とおつりの金額の二言だけしか、言葉を発しなかったような気がします。

家に帰り、鍵穴に合い鍵を差し込んでみました。
無事、開け閉めを行なうことができました。

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