本文へジャンプ

だいたい同い年のデザインに触れる。

お久しぶりです。デザイン制作部のkenです。
先日、札幌大倉山ジャンプ競技場へ家族で行ってきました。私が産まれる前年である1972年の冬季オリンピックは、ここ札幌で行われました。70m級のジャンプ球技では金銀銅を日本人が独占するという、いわゆる「日の丸飛行隊」発祥の地です。
数々のドラマを生んだ大倉山ジャンプ競技場ですが、現在も札幌を一望できる展望台として、また当時のウィンタースポーツの歴史を展示する資料館として人気があります。

まずは「展望ラウンジ」へ。
競技の時に選手が使うのと同じリフトで登ります。つまり、すぐ横のジャンプ台に並行する形で登っていくのですが、とにかく傾斜が凄くて「よくこんな角度を飛んでいくなぁ」と感心します。
安全バーで身体を固定された状態でも相当な恐怖なので「元々スキージャンプ競技は死刑囚の軽減のための度胸試しだった」というデマが広がったのも納得です。ただ、景色は本当に素晴らしい。

01

展望ラウンジで「日本最高級の」と銘打たれたソフトクリームを食べたあとは、またリフトで下山し「札幌ウィンタースポーツミュージアム」へ。
札幌オリンピックを誘致・建設・開催するまでの歴史や、当時使用されたものから最新のものまで、競技用の道具やユニフォーム、が展示されています。
スケートシューズの変遷や、下駄スキーが現在のスキーに変わっていく様子がわかる展示は面白い。競技の体験コーナーなども充実していて子供たちも大喜びだったのですが、個人的に目が向くのはやっぱり当時の印刷物のデザイン。職業病でしょうか。
現在「日本デザインセンター」の最高顧問をされている、日本を代表するデザイナー永井一正氏が、約40年前にデザインしたマークやシンボルロゴ、アイヌの文様をあしらった切手など、いま見ても全然古臭くありません。10年前に自分がデザインしたものを見ても「うわっ!古っ!」と思うことが多いです。40年経っても美しい輝きを維持しているって凄いこと。ちょっと背筋が伸びましたね。

02

夜もライトアップされているそうだし夜景もキレイと聞いたので、次は夜に行ってみようかな。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」