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大事なもの

「部屋を探す」という行為が好きで、引っ越しを繰り返している営業部のNです。
そんなわが家には、引っ越しの度に、開けることのないまま前の部屋の収納から、
すぐに次の部屋の収納においやってしまっているダンボール箱が1つあります。
内容物を書き忘れていて、今となっては何が入っているのかわかりませんが、
綺麗めで頑丈な箱にしっかりと封をされている様子から、きっと、
「大事なもの」に違いないと思われる箱です。

その、もう何年も開けていない箱を、先日ついに開けてみました!
そこにあったのは、幼稚園から高校1年まで習っていた
ピアノの教本のうちの3冊とメトロノーム。
あとは、ハンカチがたくさん。
…え? ピアノの教本は、なぜだかたったの3冊しかないし、
しかも、なぜこれなのかわからないラインナップ。
ハンカチは…メトロームが壊れないように緩衝剤として?

今まで思っていた「大事なもの」のイメージとは、随分違うものでしたが、
その当時は、何か深い思い入れがあったのかも知れません。
このタイミングで開けたのも、何か意味があるのかも。
この春からまた始めてみたら?と、ピアノからのお誘いを受けているような気がします。

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