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リフォーム特集

リフォームの基本

Q:スケルトン・インフィル住宅とはどんなもの?

A:スケルトン・インフィル住宅とは、柱・梁・床などの構造躯体(スケルトン)と、内装や設備など(インフィル)を分離した工法による住宅のこと。耐用年数の長い躯体はそのままで、外装やキッチンなどの設備機器、内装仕上げなど耐用年数の短いものは、住む人の使い勝手や好みにあわせて何度でも入れ替えたり工事することが可能になります。
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Q:窓の位置や大きさは変えられる?

A:部屋の採光を改善したいとき、それが戸建て住宅であれば、窓の位置や大きさの変更はもちろん新たに増やすことも可能。構造的に穴を開けられない壁もありますが、基本的にできないことはありません。マンションなど、窓の変更ができない場合でも、間仕切り壁を抜くだけで充分な採光が得られるケースもあります。大掛かりな工事ができないのであれば、内装を明るい色でコーディネートしたり、ライティングを工夫するだけでも、部屋の印象は随分と変わるものです。

Q:リノベーションとは?

A:原状回復のための修繕・営繕ではなく、構造体だけを残して間取りからすべて変えるなどして物件の価値を高めるリフォームのことを言います。戸建てに限らずマンションの場合でも、スラブとスラブの間の高さ、厚みや給排水管の位置、管理規約などによって、若干の制限が生じることもありますが、基本的には専有部分の内装や間取り変更などは戸建て同様に改修することが可能です。

Q:戸建て住宅を購入してリフォームをする場合、どこをチェックしたらいいの?

A:まずは耐震性能や断熱性能など、建物の基本的な性能の確認は欠かせません。費用はかかりますが、住宅診断士の資格を持った第三者に依頼すれば、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修箇所やそれにかかるおおよその費用などを、中立的な立場から診断・アドバイスしてもらえるので安心です。そのほか、建てた時点では法令に適合した家でも、その後の法改正などによって、現行の法令に適合しなくなっている物件があります。そのような家を改修する場合は、現行の法令に則った仕様にしなければならないため、増築の可否や希望する建材が使えるかなど、リフォーム内容と照らし合わせたうえで購入を判断しましょう。

Q:リフォーム済み物件のメリットって何?

A:すぐに入居できたり、実際の暮らしがイメージしやすいことなどが利点としてあげられます。また、交通や買い物などの利便性に優れた場所にありながら、新築ほどの予算をかけずに住まいを手に入れられるという点も見逃せません。ただ、ひと言でリフォーム済みと言っても、どのような工事を行ったのかを明確に表示していない場合は、目に見える設備や床・壁・天井などの仕上げ材の変更、窓工事だけを行っている物件かもしれません。耐震工事や断熱・気密改修工事が行われているのかなども、きちんとチェックすることが大切です。

Q:マンションでも自然素材やフローリングを使える?

A:床や壁に関しては、技術的には戸建て同様にリフォームすることが可能です。最近は、調湿効果の高い珪藻土を用いたクロス、塗り壁を採用するケースも増えています。とはいえ、近隣への騒音対策として管理規約でフローリングを禁止している場合もあります。また規約上、躯体、壁などの改修を禁じているケースも。プランを立てる前に、あらかじめ管理組合に確認をしてください。フローリングへのリフォームが可能な場合でも、十分な防音対策は必要です。

Q:マンションならではの購入時のチェックポイントは?

A:築年数にかかわらず、結露の多いマンションは断熱や換気の対策がきちんとされていないケースが多く、十分な補修が必要です。そのほか、マンションは昔から「管理を買え」というほど、管理に左右される部分が大きいものです。また、管理規約や長期修繕計画、積立金の管理はどのようになっているかも、きちんと調べておかないと、後々想定外の出費が必要になることも。既に住んでいる人からこれらの点を聞いておくとよいでしょう。

Q:施主支給品は使える?

A:最近は、インターネット上でさまざまな住宅設備や部材が購入できます。コストが抑えられたり、こだわりのアイテムが取り入れられるというメリットがある反面、注意点も。まずは、リフォームを依頼する会社が施主支給品の使用に対応しているかどうかを確認。保証などの問題から対応していない会社もあるので、事前の確認が必要です。また、輸入品は日本に在庫がないと取り寄せに日数がかかります。急な仕様変更や不良品の交換などで当初の予定よりも搬入が遅れれば、その後の工期に影響を及ぼすおそれがあります。水まわりの商品の場合は、寒冷地仕様になっているかもチェックしてください。

Q:家を暖かくするには、どんな工事をしたらいい?

A:住まいの寒さが気になってリフォーム工事をする場合には、断熱・気密改修工事が必要となります。工事後、その住まいに何年暮らすのか、どのような暮らし方を望むかによって工事内容や工事金額も大きく変わります。もし断熱材を入れ替える工事を行う場合は、耐震工事もあわせて行うと、工事後に長く暮らす住まいには安心と言えるでしょう。

Q:北海道R住宅って何?

A:一言でいうと「高性能再生住宅」です。第三者の専門家による住宅診断と、厳しい基準に基づく専門技術者による性能向上リフォームを行うのが最大の特徴で、新築よりも割安に高性能住宅へと再生できるケースも珍しくありません。北海道R住宅を対象とした、新築同様の長期住宅ローンも登場しています。
北海道R住宅ホームページ: http://hokkaido-r.jp/

Q:工事後のアフターサービスや保証はあるの?

A:リフォーム工事後のアフターサービスや保証については会社によりさまざまですので、工事契約時にきちんと確認しておくことが大切。その内容によって施工会社を選ぶというのも、方法の一つ。また、リフォーム時の検査と保証がセットになっている「リフォーム瑕疵(かし)保険」の制度があるので、施工会社をリフォーム瑕疵保険の登録事業者から探し、保険加入を依頼して工事を行うことも可能です。

協力/(株)建築工房サトウ、(株)札都、(株)SAWAI建築工房、竹内建設(株)、plus alpha.、(株)リビングワーク

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