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*住まいの用語辞典

家づくり安心知識:住まいの用語辞典

住まいの用語辞典

家づくりがもっとよく分かる覚えておきたい建築用語集です。
家づくりの過程には、建築用語がたくさん出てきます。聞き慣れない言葉ばかりで尻込みしそうですが、用語の意味を知ることは家づくりをより深く理解することにつながります。知っておいて損はありません。


ア行

アーク溶接
高圧電流の、放熱を利用して行う溶接のこと。部材と溶接棒の両方に電極を接続し、放電により双方が溶けて結合されます。
RC造(あーるしーぞう)
英語の鉄筋コンクリート(Reinforced Concrete)の略です。型枠に鉄筋を配置してからコンクリートを流し込み、コンクリートが固まってから型枠をはずしてつくる工法です。
上がり框(あがりがまち)
玄関の上がり口に取り付ける化粧の横木。
アスファルトシングル
アスファルトを吹き付けた板状の屋根材。独得の美観があり、外国では多く使われている。
アルゴンガス
空気よりも熱を伝えにくい、人体に無害のガス。ペアガラスやトリプルガラスの空気層をアルゴンガスの層にすることで、より高い断熱効果が期待できる。
アンカーボルト
建物の基礎部分などのコンクリートに埋め込まれるボルトのことで、主に土台や柱脚に緊結するために用いられる金物です。
住宅履歴情報(いえかるて)
いつ、だれが、どのように、新築や修繕、改修・リフォームなどを行ったかを、図面や写真にして記録する、言わば「住まいの履歴書」。「いえかるて」という愛称で呼ばれています。適切な維持管理やリフォームには欠かせないものであり、売買時などにも有効に活用できます。いえかるては、自ら保管する以外にも、住宅履歴情報サービス機関に保管を依頼することも可能です。
イニシャルコスト
初期費用のこと。機器設備の購入費用、設置のための工事費用のことです。
ウォールキャビネット
壁面に取り付ける収納キャビネットで、一般的に吊り戸棚といわれているものです。棚板を使用するタイプが主流ですが、最近では収納したものが取り出しやすい昇降タイプの商品が人気を集めています。
Sトラップ
アルファベットのSに似た形状のトラップで、一般的によく用いられているトラップです。サイフォン作用を起こしやすいという難点がありますが、自浄作用が強いという利点もあります。
エマルジョン塗料
溶剤を含まない、水性塗料のこと。有機溶剤を使用した塗料に比べ、ニオイや有害物質が格段に少ないという特長があります。
LEDランプ
発光ダイオードを利用したランプのこと。ランプの寿命が長く、消費電力が少ないことが特長。
オイルパネルヒーター
電気でパネル内部のオイルを温め、室内を暖房する機器。
オガファーザー
再生紙とウッドチップから作られたエコロジー壁紙。
オプション
オプショナルパーツの略。標準仕様に組み込まれていない、注文によって取り付ける部品や装置のこと。別途費用がかかります。
折れ階段(おれかいだん)
階段途中の踊り場で、向きを変える階段のこと。踊り場で180度向きを変える折り返し階段と、90度向きを変えるかね折れ階段があります。
温水パイプ方式ロードヒーティング
ボイラーで温めた温水を、地中に埋設したパイプの中に循環させ、雪を融かすタイプ。
温水ボイラー(おんすいボイラー)
暖房や給湯などに利用するための温水を、ガスや灯油、電気を熱源として得る設備機器のこと。
温水方式融雪槽(おんすいほうしきゆうせつそう)
灯油ボイラーを熱源とした温水を、融雪槽内の雪に噴霧し融かすものです。地上に専用のボイラーを設置するタイプと、家の中の給湯ボイラーを利用するタイプがあります。


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カ行

外構(がいこう)
建物本体以外の外まわり部分。舗装、排水、造園植栽などを指す。
開口部(かいこうぶ)
出入口の他、窓も開口部に含まれます。フィックスといわれる、はめころしの窓もありますから、図面上で読みとれない場合は、きちんと確認しましょう。既存の家具で大きなものがある場合などは、事前に相談することをおすすめします。
化学物質過敏症
特定の化学物質に、毎日繰り返し接触したり、吸い込んだりしているうちに、次第に体質が過敏になり目や喉に痛みを感じたり、高濃度の場合、呼吸困難になったりすることも。それまではなんともなかった他の化学物質に対しても、体が異常反応を示すようになります。原因物質との接触場所の7割以上が自宅であるといわれ、先進国では人口の1割に、この疾患があるとされています。
掻落し(かきおとし)
モルタルなどを塗った壁材の表面がやや固まってきたときに、ブラシ状の道具で表面を削り、独特の微妙な凹凸を出す仕上げ方。
確認申請図(かくにんしんせいず)
建築物の構造や形態、建築基準法への適合を示すために提出する設計図。配置図・平面図・立面図・断面図などの図面と、面積表・構造計算書・換気採光計画図などが入ります。
形鋼(かたこう)
特定の断面形状に生成された、鋼材のこと。H形鋼やI形鋼など、断面の形により様々な種類があり、柱や梁などに用いられます。
型枠(かたわく)
打ち込まれたコンクリートを所定の形状・寸法に保ち、適度な強度が出るまで支持する型のこと。柱や梁、壁、床などに使用するせき板と、せき板を所定の位置に保つために支える支保工で構成されています。
加齢対応(かれいたいおう)
従来の商品プランに比べ、高い位置の物には無理なく届き、低い位置の物にはかがみ込まずに届くよう設計されているもの。最近では、作業性・操作性重視の考え方から、すべての商品がこのタイプに対応可能になりつつあります。
ガルバリウム鋼板(ガルバリウムこうはん)
アルミニウムと亜鉛の合金メッキ鋼板の名称。耐食性、耐熱性、加工性に優れているのが特徴で、外装材として使用されることが多く、デザイン性も高い。
簡易式ガレージ(かんいしきガレージ)
鋼材でつくられた、住宅と一体化されていない組み立て式のガレージ。不動産登記上で独立した建築物となるので、固定資産税の算定対象になります。ただし、建物から離れているカーポートは算定対象外です。
乾式工法(かんしきこうほう)
水を使わずに、既成の部材を現場で組み立てていく工法のことをいいます。これとは逆に、モルタル工事やタイル工事などの左官工事のように、水を混合した材料を用いて施工する方法を「湿式工法」(しっしきこうほう)といいます。
間接照明(かんせつしょうめい)
照明器具からの光を壁や天井などを利用して、光の拡散で部屋の中を明るくする照明のこと。直接照明や全般照明では得られない、やわらかな光を得ることができます。また、複数の照明器具を使うことで、落ち着いた雰囲気を演出することができます。
強制換気(きょうせいかんき)
機械を使用して行う換気のこと。換気扇や換気システムなどを使用することから機械換気とも呼ばれる。
切妻屋根(きりづまやね)
一般的な三角屋根。本を開いて伏せたような形状をしています。
Q値(きゅーち)
熱損失係数のこと。
金属サイディング(きんぞくサイディング)
アルミを主原料としたアルミ製サイディングや、鉄を主原料としたスチール製サイディング、鋼板サイディングが含まれます。
櫛引(くしびき)
砕石した石灰石を混ぜた仕上げ材を左官し、櫛で引くことで立体感を出す工法。
グラスウール
ガラス繊維を短繊維の綿状にした不燃性の断熱材。軸間に充填しやすく加工されていて、住宅の天井、壁、床部分の断熱材や吸音材として使われる。一定の寸法で出荷されたものを、現場でカットして充填する方法で施工される。一枚物は外張りにも使われている。
グレーチング
鋼材を格子状などに溶接したもので、側溝のフタなどとして利用します。
蹴上げ(けあげ)
階段の1段分の高さのこと。建築基準法では、住宅の場合は高さ23センチ以下と定められています。
計画換気(けいかくかんき)
換気装置を用いて、住宅内に流れる空気を計画的にコントロールすること。建築基準法により、新築住宅では2時間に1回の割合で家全体の空気を入れ替える計画換気が義務化されています。
珪藻土(けいそうど)
植物性プランクトン(藻)が化石化した泥土。主成分はガラスと同じケイ酸質で、表面に無数の超微細な孔が空いており、調湿性・断熱性が高いほか、空気清浄にも優れた効果があるとされる。
軽量レンガ(けいりょうれんが)
空洞レンガや多孔質レンガなど、風や水を通す形状になっているレンガの総称です。空洞レンガは、堀や空室の仕上げ材のアクセントとして、多孔質レンガは、玄関のアプローチや舗道などに用いられています。
蹴込み板(けこみいた)
階段の1段分の高さのこと。建築基準法では、住宅の場合は高さ23センチ以下と定められています。
建築確認申請(けんちくかくにんしんせい)
建築物の安全性などが建築基準法や各地の条例などの建築関係法規に適合しているかどうかを確認するための手続き。都道府県や市区町村、または指定確認調査期間へ申請書類を提出します。建て主の名前で申請されますが、専門的な内容が伴うため、通常は設計者によって代行されます。
建築基準法(けんちくきじゅんほう)
建築物の最低基準を定め、国民の生命、健康、財産の保護を図ることなどを目的としている法律で、すべての建築物の敷地、構造、設備に適用されます。昭和25年に公布、26年に実施され、その後改定されている項目もあるので、建て替えに際しては前のとおりの建物が建てられない場合もあるので注意が必要です。
建ぺい率(けんぺいりつ)
敷地面積に対する建築面積の割合のこと。用途地域によって、それぞれの上限が定められています。
鋼管(こうかん)
鋼で生成された円管のこと。径の大きさや厚みにより、柱や手すり、ガス管、給排水管などに用いられます。
構造計算書(こうぞうけいさんしょ)
建築物が、自重・積雪・風圧・地震など、作用する全ての力に対し安全であることが計算され、記載されている書類のこと。
構造用合板(こうぞうようごうばん)
構造耐力上、重要な部分に使われている合板のことで、ツーバイフォー工法の壁、床、屋根下地などに使われています。
合成樹脂塗料(ごうせいじゅしとりょう)
薬品など化学合成してつくる、高分子化合物などを主成分とした塗料の総称。
鋼板(こうはん)
鋼が厚さ3ミリ以上、幅1250ミリ以上の、板状に生成されたもののこと。厚さが3ミリ以下のものは薄鋼板、幅が1250ミリ以下のものは平鋼といいます。
合板(ごうはん)
原木を大根の桂剥きのように薄く剥いだものを乾燥させ、奇数枚の単板を繊維方向が交差するように積み重ね接着剤を塗布して貼り合わせたもの。強く幅広で、伸び縮みの少ない材料。
コーキング
サッシまわりやサイディングの接合部分、目地やその他気密性を必要とする部分に使用する、ペースト状の充填材。合成樹脂系、合成ゴム系など、さまざまな製品がある。
小屋裏(こやうら)
よくある勘違いは、屋根裏のロフトスペースと小屋裏を取り違えてしまうこと。小屋裏は天井の中の構造部分で、2階建ての場合、1階小屋裏は1階部分の天井と2階部分の床を、2階小屋裏は2階部分の天井と屋根を支える構造下地を組んだスペースです。通常建築用語の中で、屋根裏という言葉は使いませんから要注意。意図が伝わっていないと感じたときや、意味がわからないことは、とにかく聞いてみるべきです。
コンクリート
セメントに砂や砂利、小石、砕石などの骨材と呼ばれるものを加え、水で練り混ぜた罪状のこと。または、その材料が硬化したもので、建築物の基礎部分や構造体などに使用されます。
コンパウンド
研磨剤の一種。床や天井を鏡面仕上げする際に使用する。


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サ行

サイディング
外壁材。厚みに違いがあり、建物本体の耐荷重と、外装材としての性能の両面から考える必要がある。金属系・窯業系・樹脂系などがある。
採光(さいこう)
開口部を通じて、日光と天空光を直接取り入れることをいいます。
採光基準(さいこうきじゅん)
建築基準法により「窓の大きさは部屋の床面積の7分の1以上」と決まっていますが、これはひとつの窓の大きさのことではなく、その部屋にあるすべての窓の合計面積が床面積の7分の1以上ということです。また、天窓はその面積の3倍として計算します。
サムターン錠(サムターンじょう)
開きドアに使われている、最も一般的なタイプの錠。外側からはカギにより施錠・解錠し、室内側からはつまみを90度ひねることで施錠・解錠できます。
仕上表(しあげひょう)
仕様書という場合もあります。床、天井、壁、建具、設備機器など、目で見える範囲の仕上材が書かれているものです。
C値(しーち)
隙間相当面積のこと。
シーリング材
サッシまわりやサイディングの接合部分、目地その他気密性を必要とする部分に使用する、ペースト状の充填材のことです。合板樹脂系、合成ゴム系などがあり、さまざまな製品が販売されています。
シーリングライト
天井に直接取り付けるタイプの照明器具。天井の表面に器具を取り付ける直付け型と、危惧を天井に埋め込む埋め込み型があります。
シックハウス症候群
住宅内で、化学物質の室内汚染により起きる一種の心身症状のこと。化学物質過敏症もこの中に含まれます。
斜線制限(しゃせんせいげん)
道路の上空の開放感を保つための道路斜線制限と、隣の土地の上空の開放感を保つための隣地斜線制度。北側隣地の日照条件を保護するための北側斜線制度があります。
シャンデリア
天井から吊り下げる、装飾的な多灯型の大型照明器具のこと。重量のあるため、落下防止のため取り付け時に補強が必要です。
充填材(じゅうてんざい)
物の隙間を埋める材料のこと。断熱、保温、防水などの目的で使われます。
昇降式吊り戸棚(しょうこうしきつりとだな)
今までは、使用頻度の多いものを入れてしまうと使いづらかった吊り戸棚も、軽い力で昇降できるタイプが登場してデットスペースではなくなりました。加齢対応・バリアフリーの商品として、注目されています。
集成材(しゅうせいざい)
乾燥させた木材をその繊維方向を互いにほぼ平行にして接着剤で貼り合わせた建材。乾燥による狂いが生じにくい。構造用と造作用のものがある。
樹脂サッシ(じゅしサッシ)
フレームに樹脂を使用したサッシ。熱伝導率が低く、断熱性が高い。
準防火地域(じゅんぼうかちいき)
市街地における火災の危機を防ぐために、主に延焼火災を防止する目的として、都市計画法で定められている地域のことです。
照度(しょうど)
照らされた面の明るさ。
隙間相当面積(すきまそうとうめんせき)
延べ床面積あたりのすき間面積のこと。「C値」といわれています。この数値が低いほど、気密性能が優れていることを示します。
筋かい(すじかい)
柱と梁の間に、斜めに取り付ける木材のこと。
筋かい金物(すじかいかなもの)
建物を補強するために用いる、筋かいと柱、横架材の接合部分に使用される金物の総称です。
スパン
梁を支える、柱と柱の距離のこと。建物の幅の意味合いで使われることもあります。
スノーストッパールーフ
三角の傾斜のある勾配屋根でも無落雪にできる、雪止めが一体となった屋根工法のこと。
スラブ
鉄筋コンクリートで一体化された床のこと。
設計図書(せっけいとしょ)
建築図面の総称。契約後、ここで紹介した図面以外にも室内の展開図や給排水や電気の設備図など、様々な図面を1冊にしたものが貰えるはずです。ひととおり目を通して、わからないことは聞くのが一番!これを片手に建築現場へ足を運べば、さらに理解が深まるはずです。
セントラルヒーティング
暖房システムで一般的な全館暖房方式。導入の初期には温風を各室に吹き出す方式も見られたが、現在ではボイラーで暖めた温水をパネルヒーターという輻射熱型の装置内部に回して暖房する「温水式」が、一般的に普及している。
外断熱工法(そとだんねつこうほう)
外壁の下地の外側を断熱する工法のこと。壁の中での温度変化が少なく、内部結露の発生を防ぎます。


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タ行

タッチアップ(たっちあっぷ)
塗装が薄くなったり剥げかけているなど、ごく小さな部分に塗料を重ねるなどして補修をすること。
耐火構造(たいかこうぞう)
通常の火災時の加熱に、一定時間耐えられる構造のこと。建築基準法で建築物の部分別、階数別に基準の耐火時間が定められています。
第1種換気(だいいっしゅかんき)
給気と排気の両方を機械によって行う換気方法。室内の空気の流れのコントロールや室内の空気の圧力制御することも可能。
第3種換気(だいさnしゅかんき)
給気は給気口を使い、排気は送風機で行う換気方法。室内の圧力が室外よりも低くなり、室内の空気を効率良く排出する。
断熱性能(だんねつせいのう)
建物の内外にいたして、室内が極端な影響を受けないように熱の流出・流入を防ぐ性能のこと。
地下水方式融雪槽(ちかすいほうしきゆうせつそう)
融雪槽内の雪に、地下水を噴霧して融かします。地下水を揚水するシステムを組み込んだタイプです。
長尺カラートタン(ちょうじゃくカラートタン)
トタンの表面に塗料を焼き付けたもので、サビに強いのが特徴。コイル状に巻いてあり、屋根を端から端までつなぎ目なく葺くことができる。
丁番(ちょうつがい)
ドアを開閉させるために取り付けられている金具のこと。蝶番とも呼ばれる。金具の形状により、普通丁番、ぎぼし丁番などの名称があります。
調光機能(ちょうこうきのう)
照明の明るさを変える機能のこと。そのための器具を調光器という。白熱灯の場合は全灯から消灯までを自由に選べ、蛍光灯の場合は段階的に調光するものが多く、中には連続的に調光できるものもあります。
直階段(ちょくかいだん)
真っ直ぐに昇降するタイプの階段。建築基準法では住宅の場合、階段の高さが4メートルを超える場合は、4メートルごとに、踏み幅1.2メートル以上の踊り場を設けなければなりません。
直接照明(ちょくせつしょうめい)
光が直接テーブルや床など、作業面を照らす照明のこと。明るさは十分得られますが、コントラストが強く平面的な明るさになります。
束石(つかいし)
床束を支える基礎となる石、またはコンクリートのことです。ただし、北海道の住宅では現在ほとんど使われていません。
継手(つぎて)
2つ以上の木材を長手方向に接合する部分のことで、さまざまな形状があります。
吊元(つりもと)
ドアの丁番が付いている側のこと。回転軸側。吊元の位置により、ドアの開きの左右が決まります。
DIY(ディーアイワイ)
Do It Yourselfの略で「自分で作ろう」という意味。日曜大工など住宅関連を中心に、衣食住に関わるさまざまなものを専門業者に依頼せず自分自身の手で作ること。簡単な家具づくりから壁の補修や壁紙の張り替え、塗装や雨漏りの補修など大がかりなものまで広範囲の意味を持ちます。
電熱方式融雪槽(でんねつほうしきゆうせつそう)
電気を熱源としています。融雪槽内に電気ヒーターが組み込まれた熱源内蔵方式で、「電気融雪槽」と呼ばれるタイプです。
電熱線方式ロードヒーティング(でんねつほうしきロードヒーティング)
地中に埋設した電線ケーブルから出る熱で、雪を融かすタイプ。
天空光(てんくうこう)
直射日光が、大気中の水蒸気や埃などにより、散乱した拡散光のことです。
天然樹脂塗料(てんねんしゅしとりょう)
樹木や植物の樹液や樹脂など、天然素材を主成分とした塗料の総称。
天然リノリューム
直射日光が、大気中の水蒸気や埃などにより、散乱した拡散光のことです。
ドアクローザー
玄関ドアなどの上部に付いている金具で、ドアを自然に閉じるために付けられた金物のこと。スプリングを利用して、閉じる速度を調節することが可能です。
戸当り(とあたり)
開いたドアが壁に直接ぶつかることを防ぐために取り付ける、ゴムなどが付いた金具のこと。床・壁・ドアのそれぞれに取り付けるタイプがあります。
通柱(とおしばしら)
2階以上の木造建築物で、階上と階下を1本の柱で通したもののこと。
トールキャビネット
その名の通り、背の高い収納キャビネット。キッチンの高さにあわせたものが選べるため冷蔵庫を組み込んだり、食品収納庫とするなど、多目的に利用できます。
特殊レンガ(とくしゅれんが)
使用目的に合わせ、さまざまな形に形成されたり機能をプラスされたレンガの総称です。土管やコンプ床などの水産用、トンネルなどで使用されるアールに成形されたレンガなどがあります。
都市計画法(としけいかくほう)
都市の健全な発展と秩序ある整備をはかり、国土の均衛ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的に定められた法律です。
土台(どだい)
基礎と柱の間にあり、柱から伝えられる建物全体の重みを受けて、荷重を基礎に伝える役目をしています。建物の外壁側の柱の下にあるものを側土台、内部の間仕切り壁の下にあるものを間仕切り土台といいます。
ドラムトラップ
封水を溜める箇所が大きなタンク状になっているトラップのことで、取り外して容易に手入れができます。主に厨房や美容院などの業務用などに用いられます。サイフォン作用を起こさないという特徴があります。
トリプルガラス
3枚の板ガラスと2つの空気層からなるガラス。ペアガラスよりも空気層が1つ増えるため、断熱性能はさらに高い。


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ナ行

内部結露(ないぶけつろ)
室内の湿気が、壁の内部や床下などに入り込んで起こす結露のことです。結露が発生していることに気がつきにくく、柱や梁など建物の構造自体に影響を及ぼす場合があります。
200年住宅(にひゃくねんじゅうたく)
2006年の住生活基本法の制定を機に、政策の一つとして検討された「200年住宅ビジョン」。これまで約30年の寿命といわれていた日本の住宅を数世代にわたり使えるように、きちんと手入れしながら、良質で長く住まえる住宅をつくることを目的としています。家族が代々住まうことはもちろん、市場で流通させ安心して売買するために、新築時の品質性能や修繕履歴などの記録を残すことも盛り込んでいます。この提言は、2008年度の「超長期住宅先導的モデル事業」、2009年度の「長期優良住宅先導的モデル事業」として発展しました。
塗壁(ぬりかべ)
壁土、モルタル、珪藻土、漆喰などを塗って仕上げた壁。伝統的な左官塗壁工法で、壁表面に独特の味わいがあり、クロスと違って仕上がりに継ぎ目がないというメリットも。
熱貫流率(ねつかんりゅうりつ)
温度の高いところから低いところへの材料を通して伝わる熱の、伝わりやすさを示したもの。「U値」といわれています。この数値が低いほど熱を伝えにくく、断熱性能が優れていることを示します。
熱交換換気(ねつこうかんかんき)
熱交換器が組み込まれた換気扇や換気システムのこと。一台で給気と排気が可能な、第1種換気設備です。室内で温められた排気の熱を利用して、外からの給気を温めるため、暖房された室内の温度を損なうことなく、新鮮な空気が取り込めます。
熱線センサー(ねっせんせんさー)
人の動きで生じる、熱の変化に反応して自動的に明かりを点滅・調光させるためのセンサー。
熱損失係数(ねつそんしつけいすう)
Q値とも言い、住宅の断熱性能を数値的に表したもの。熱損失係数(Q値)は数値が小さいほど断熱性能が高いことを示します。
熱伝導率(ねつでんどうりつ)
熱の伝わりやすさの度合いを数値で表したもので、W / mKの単位で表示されます。
熱損失(ねつそんしつ)
構造体や隙間風などから逃げる(奪われる)熱量のことです。一般的に住宅の熱損失量は、屋根と床下からそれぞれ約10%、外壁から約20%、開口部と換気でそれぞれ約30%といわれています。
延床面積(のべゆかめんせき)
建物の各階の床面積の合計。


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ハ行

配筋(はいきん)
鉄筋コンクリートの鉄筋を配置すること。コンクリート打設前には、必ず配筋検査を行うことが重要です。
発泡ウレタン(はっぽうウレタン)
住宅に用いる断熱材の一種。主に床や外壁、屋根などに使われる。発泡剤を混ぜ、フォーム状になっているため、隙間なく断熱することが可能。
発泡系サイディング(はっぽけいサイディング)
硬質ウレタン樹脂などを主原料として用いたサイディングのこと。
羽目板(はめいた)
壁面などに連続して張る板のこと。
羽子板金物(はごいたかなもの)
ボルトの一方が羽子板状の平板となった接合金物のことで、羽子板ボルトとも呼ばれます。主に、柱と梁の仕口などを緊結するのに用います。
梁(はり)
柱によって支えられている横架材で、上部の重さを支え下部の柱に荷重を伝える役目があります。一般的には、柱と直交する方向に掛けられています。
Pトラップ
アルファベットのPに似た形状をしているトラップで、最も多く用いられています。Sトラップに比べサイフォン作用を起こしにくく、自浄作用が強いという特徴があります。
火打ち金物(ひうちかなもの)
水平に直交する部材の交差部分を固定するために、斜めに掛け渡される補強金物のことです。
ビニールクロス
ポリ塩化ビニルを主原料とする壁紙のこと。ほかの壁紙に比べ施工が簡単で、比較的価格の安いものが多い。
フィラー
躯体とキッチンの隙間を調節するために用いる調整板のこと。
封水(ふうすい)
トラップの内部に溜めておく水のことで、ニオイの逆流や害虫の侵入を防ぐ役目があります。シールウォーターとも呼ばれています。
輻射熱(ふくしゃねつ)
空間を伝わる熱のことで、放射熱ともいいます。暖房では、温水を通すパイプや電気による発熱体を組み込んだ、電気ストーブや床暖房が輻射熱を利用しています。
普通レンガ(ふつうれんが)
210ミリ×100ミリ×60ミリの直方体のレンガで、この大きさが標準形とされています。全形レンガ、または赤レンガとも呼ばれています。
フットライト
床から25~30センチの位置に設置される、足元を照らすための照明器具。
踏み面(ふみめん)
階段の段板の、上面のこと。建築基準法では、住宅の場合は奥行きが15センチ以上と定められています。
プライマー
シーリング材がより良く接着するように接合部分に塗るもので、特殊樹脂を溶剤に溶かした液体のことです。
プラスチック製サイディング
プラスチックを主原料としたサイディングのこと。
プレート金物(ぷれーとかなもの)
筋かいと柱や土台と柱など、複数の木材の接合部分に使用される1枚ものの金具の総称です。使用箇所によってヘキサ(6角)プレートなど、さまざまな形状と種類があります。
ブローイング
綿状の断熱材を空気と一緒に吹き込むことで、均一で効率のいい充填断熱が可能な施工法のこと。
フロアーキャビネット
床に設置する収納キャビネットのことで、ベースキャビネットともいいます。引き出しや棚などの収納のほか、オーブンや食器洗浄機などが組み込まれれているタイプもあります。
フローリング
木質系の床仕上げ材、あるいは床を板張りに仕上げること。同じ材料の切れ端を接着剤で何層にも張り合わせた合成タイプや、一枚の板で作られている無垢タイプのものなどがある。
ペアガラス
2枚の板ガラスの間に空気を密閉したもの。複層ガラスともいう。断熱性と防音効果を高めたガラスで、寒冷地では標準的。
ベース照明
照明器具を天井など部屋の一カ所に設置し、部屋全体を明るく照らす照明のこと。全般照明ともいいます。
ペンダントライト
天井から吊り下げるタイプの照明器具の総称。照明器具の高さを、部屋の雰囲気や目的に応じ調整することが可能で、デザインや明るさ、大きさなども多彩にそろっています。
防火地域(ぼうかちいき)/dt>
市街地において、火災の危険を防ぐために都市計画法で定められた地域のこと。防火地域と準防火地域とがあり、それぞれ建築物の防火性能や耐火性能に関する様々な規制があります。
ホールダウン金物(ほーるだうんかなもの)
柱と土台など緊結するために、用いられる金物です。柱と土台、基礎までを緊結するために用いる、ホールダウンアンカーボルトと呼ばれる金物もあります。
北方型住宅ECO(ほっぽうがたじゅうたくえこ)
2008年、国土交通省 超長期住宅先導的モデル事業として採択された「北方型住宅ECO」。北海道で快適に長く暮らすための、さまざまな基準を設けた「北方型住宅」の取り組みをさらに進化させ、耐久性を強化させた高性能な住まいづくりを具体化するものです。従来の北方型住宅と比較すると、暖房エネルギーの削減が25%可能になり、さらに省エネでエコな住まいを実現できます。
ポリスチレンフォーム
ポリスチレン樹脂に発泡剤や難燃材などを加えて、板状に成形した発泡プラスチック系の断熱材の一種。住宅の屋根や外壁、床などの断熱に用いるほか、畳床(畳の芯材)にも利用されている。
ボルト接合
部材同士を、ボルトを用いて接合する方法。通常のボルトを用いる接合と、引張耐力が大きい高圧ボルトを用い、摩擦力で接合する高圧ボルト接合があります。
ホルムアルデヒト
無色で鋭い刺激臭の可燃性気体で、水溶液がホルマリン。発ガン性物質に、分類されています。防菌防虫剤として広く使われ、合板用接着剤、メラミン樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂などの原料としても使われています。


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マ行

埋設型融雪機・融雪槽(まいせつがたゆうせつき・ゆうせつそう)
設備自体を地中に埋め込んだもので、融雪機、融雪槽に共通してあるタイプ。特徴は地面とほぼ同じ高さに雪の投入口があり、作業性が良いということです。投入口には安全のためグリットと呼ばれる保護格子があり、誤って落ちないような構造になっています。
招き屋根(まねきやね)
切妻屋根の片側を長く、反対側を短くした屋根の形状のこと。片側の天井高が高く取れるので、ロフトや吹き抜けを設けるプランに有利な屋根です。
回り階段(まわりかいだん)
階段の途中に設置された、30度もしくは45度に分割した三角形の段板を利用し、180度または90度向きを変えて昇降するタイプの階段のこと。
無垢材(むくざい)
天然の木材のこと。反対にさまざまな木材を貼り合わせたものは集成材と呼ばれる。
無落雪屋根(むらくせつやね)
水平、またはほとんど勾配のない陸屋根から発展した屋根のこと。屋根の端の立ち上がりが高いほど、雪が溜りやすく落雪しにくくなっています。
モルタル
セメントに水と砂を混ぜて練り合わせた材料のこと。住宅の外壁材、下地材、仕上げ材などとして幅広く利用されている。


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ヤ行

U値(ゆーち)
熱貫流率のこと。
床下換気口(ゆかしたかんきこう)
床下の換気のため、布基礎部分に開ける開口部のことです。目安として、ひとつの部屋に2カ所以上、なるべく対角線上に設けるとよいでしょう。開口部には、ネズミなどが入らないように金網などが張ってあります。
床束(ゆかつか)
床を支えている、短い垂直材料のこと。
窯業系サイディング(ようぎょうけいサイディング)
セメント質原料などを主原料としたサイディングのこと。
溶接接合(ようせつせつごう)
2つの部材の接合部を加熱して溶かし、接合する方法。部材や溶接箇所によりいくつかの種類があり、鉄工所での部材の組み立てには、主にアーク溶接が用いられています。
容積率(ようせきりつ)
敷地面積に対する延床面積の割合のことです。用途地域によって、それぞれの上限が定められています。
用途地域(ようとちいき)
都市計画法で12に大別された地域のことです。ひとつの地域に同種の建物を集め、異種の建物を排除することにより、利便の増進と環境の保全をはかる目的で分けられています。それぞれ、建ぺい率、容積率、高さ制限、建物の種類、斜線制限、日影規制などが定められています。


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ラ行

ら旋階段(らせんかいだん)
中心の柱で段板を支え、ら旋状に回りながら昇降するタイプの階段のこと。最も少ない面積で設置が可能なのが特長といえます。
ランニングコスト
運転費、維持費のこと。月々の電気代、ガス代、灯油代や、使用しつづけるのに必要なメンテナンスにかかる費用のことです。
lx(ルクス)
照度を表す単位。
ルーフヒーティング
軒先からの落雪や落氷などを防ぐために、ロードヒーティグと同じように電熱線などの熱源を軒先に通すことで、屋根の融雪を行うシステムのこと。隣家との距離が近く、落雪でトラブルになりやすいところや、通路への落雪を防ぐ場合に有効です。
レバーハンドル
取っ手の役目を果たしている金物のこと。レバー状のハンドルを下げ、押すまたは引くことによってドアを開閉できます。最近では、玄関ドア・室内ドアのほとんどが、このレバーハンドルを採用しています。
Low-Eガラス(ロウ・イー・ガラス)
Low Emissivity(低放射)ガラスの略称。通常のガラスに比べ室内の暖房エネルギーを反射し、断熱性を向上させたもの。
ロックウール
安山岩、玄武岩などの岩石を溶かし、それを吹き付けて繊維状にしたもの。断熱材や吸音材などに用いる。


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ワ行

ワークトップ
調理台など、フロアーキャビネットの上に設置する甲板のこと。メラミン、人工大理石ステンレスなどの種類があります。
椀トラップ(わんとらっぷ)
ベルトラップとも呼ばれる種類のトラップのことで、排水口に椀状のフタをかぶせ、さらに封水部分を設けることで、ニオイの逆流や害虫の侵入を防いでいます。主にキッチンの排水部分や床排水に用いられていて、容易に取り外してお手入れができます。


*家づくり参考コンテンツ

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