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リフォーム事例:暮らし上手さん
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右側が「千草屋」で、左側が「工房 北の風」。
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当別町 高橋千枝子さん

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「千草屋」玄関。留守中訪れた人のために、ノートが下がっている。
   当別町の市街地から山間へ。昔、材木沢小学校という小学校があった跡地に、卒業生の高橋千枝子さん(57)が、古い電柱を使って家を建てました。名前から一文字取って「千草屋」と名付けています。住まいは当別町内にありますが、1週間のうち5日間はここに足を運び、自然豊かなこの場所で充実した時間を過ごすのが習慣。陶芸のアトリエ「工房 北の風」も完成しました。
 高橋さんは、以前は保健所の関係にお勤めでしたが「定年まで勤め上げるよりも、自分のやりたいことをやろう」と55歳で仕事を辞め、まずは自転車に乗って北海道から京都までサイクリングに行ったという行動派。2人の息子さんが手を離れた時に言ってくれた「母さんは、母さんらしい生き方をしたらいいよ」という言葉が励みになったといいます。
高橋さんの実家は農家で、小さい頃は家の手伝いをするのが嫌で嫌でたまらなかったそうです。「お嫁にいくなら絶対に街のサラリーマン」と決めこみ、土の匂いからずっと離れた生活を送っていました。けれどもいつしか野山で遊んだ子供の頃の暮らしが懐かしく思え、昔のように自然の中で生活してみたいと考えるようになったそうです。1度しかない人生、1歩前に出なければ何も始まらないと家づくりを実行。「よく『でも』家族がとか、『でも』時間がとか、すぐに『でも』をつけて諦める人がいますよね。それって勇気が足りないっていうことなんですよ」と高橋さん。お金にはかえられない大切なものを手に入れ「今、わたしは人間らしく生きています」と胸を張っていました。

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古い電柱がむき出しになった家。その無骨さが、自然の中での暮らしにはよく合う。
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「新しいものは似合わない」と、いろいろなものを再利用するか、あるいは自然のものを使って。カーテンレールも既製のものではなく、近くの山にあった木を利用して。

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小学校跡地を示す記念が立っている。

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ご夫婦でベランダに出て。
ご主人が今年退職し、夫婦そろって田舎暮らしを満喫。
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台所。
飲み水は水道水を持ってきている。工房の裏に井戸があって、ポンプで組み上げているのでたいがいのことは困らない。
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室内から土間方向を見る。まきストーブもあって、懐かしい雰囲気が漂う。
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ここにはプラスチックの製品よりも、木の枝を利用した布巾掛けのほうがぴったり。

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「工房 北の風」には陶芸をしにいろいろな人が訪ねてくる。 自然の中にいると創作イメージもわいてきそう。

MAEP.gif  前回でご紹介の家はこちらです  TUGIP.gif

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