あちらこちらの見学会に足を運んではみたものの、どれもただの既製品みたいで、「もういいや」という気分になっていたというNさんご夫妻。そんなとき、ビルドライフの家に出会い、「その斬新さ、デザイン性の高さに感激した」といいます。
モダンなデザインを身上とするビルドライフですが、「珪藻土の壁に憧れていました」と話す奥さんは、モダンな中にもナチュラルテイストを要求。平屋造りの壁面のほとんどが塗り壁で、手をかけた様子が見て取れます。さらに奥さんがこだわったキッチンカウンターは、アフリカンチークの一枚板の天板。どっしりとした風格で空間を引き締めています。
リビングは他のフロアレベルから一段下がったスキップフロアで、吹き抜けの効果がさらに増す造り。またリビング横には、ガラスで仕切られた空間を設け、ご主人の宝物であるオートバイを飾っています。乳白色のガラスブロックを通して光を取り込む、まるでショールームのような空間です。真上にはオープンスペースの中2階をつくり、書斎を配置。高低差を設け、床材などを違えることで部屋ごとに特徴を浮き立たせたデザインは、平屋にありがちな単調さをまったく感じさせません。
健康と安全に配慮したオール電化住宅で、子ども部屋と和室には蓄熱式電気暖房器を配し、リビングとオートバイのフロアはすっきりと床暖房に。南面からの心地よい光に包まれて遊ぶお子さんの姿が、豊かな暮らしを物語っていました。
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