巧みな素材づかいが秀逸
仕上げも間仕切りも不要。
進化の可能性を内包する家
■宮城県岩沼市・Kさん宅/夫婦+子ども2人
■施工/株式会社 上の組
HP:http://www.uenogumi.co.jp/
■設計/(株)建築工房DADA
HP:http://dada-arc.com/
今回の事例は、リプラン東北 Vol.27に掲載しております。
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開口部の少ない、倉庫のような印象を持つKさん宅の外観。さらに内部も、玄関から続くリビングや主寝室の床はコンクリート、大きなステンレス製のダイニングテーブルと、一般的な住宅とはひと味違う仕上げを採用しています。
「カーテンを付けたくなくて、窓って必要?と考えました。床も板張りのほうが住みやすいかもしれないけれど、住みやすさばかりを求めるのはつまらないですから」と奥さん。
そこで、中庭を囲むように居室を設け、そこから室内に光を取り入れています。また、リビングとダイニング・キッチンの間にはボックス状の和室を配置。無機質な空間に、レトロなあしらいがポイントとなっています。こういった、既存の思い込みにとらわれない考えや要望が実現へと向かったきっかけは、近くで開催された上の組の見学会でした。独自性の強い設計による居住空間と、それを具現化する施工力に感銘を受けたといいます。上の組の吉田さんは家づくりをこう語ります。
「建築家が図面や模型をつくり、仕様も全て決めた上でスタート。さらに現場で一つひとつ打ち合わせしながら進めます。Kさんのお宅も初めは壁はクロスの予定でしたが、偶然、建築中の家を見学して『これがいい』と」
本来、表に出ない建材ボードが仕上げになる場合、高い施工技術が要求されます。でもその分、達成感もあります。
閉鎖的な外観とは対照的に、内部は奥さんがキッチンに立てば家中が見渡せ声が届く、仕切りのない間取り。既成概念を取り払ったプランや素材使いは、とても新鮮。ご家族の表情を、より一層際だたせる仕掛けとなっていました。
「カーテンを付けたくなくて、窓って必要?と考えました。床も板張りのほうが住みやすいかもしれないけれど、住みやすさばかりを求めるのはつまらないですから」と奥さん。
そこで、中庭を囲むように居室を設け、そこから室内に光を取り入れています。また、リビングとダイニング・キッチンの間にはボックス状の和室を配置。無機質な空間に、レトロなあしらいがポイントとなっています。こういった、既存の思い込みにとらわれない考えや要望が実現へと向かったきっかけは、近くで開催された上の組の見学会でした。独自性の強い設計による居住空間と、それを具現化する施工力に感銘を受けたといいます。上の組の吉田さんは家づくりをこう語ります。
「建築家が図面や模型をつくり、仕様も全て決めた上でスタート。さらに現場で一つひとつ打ち合わせしながら進めます。Kさんのお宅も初めは壁はクロスの予定でしたが、偶然、建築中の家を見学して『これがいい』と」
本来、表に出ない建材ボードが仕上げになる場合、高い施工技術が要求されます。でもその分、達成感もあります。
閉鎖的な外観とは対照的に、内部は奥さんがキッチンに立てば家中が見渡せ声が届く、仕切りのない間取り。既成概念を取り払ったプランや素材使いは、とても新鮮。ご家族の表情を、より一層際だたせる仕掛けとなっていました。
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今回の事例は、リプラン東北 Vol.27に掲載しております。
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■宮城県岩沼市・Kさん宅/夫婦+子ども2人
■施工/株式会社 上の組
HP:http://www.uenogumi.co.jp/
■設計/(株)建築工房DADA
HP:http://dada-arc.com/