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三角屋根とアーチ型にカットしたエントランス、端正なエンドカットが目を引く、玄関アプローチ。1階北側がご両親のための居住スペース。
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自然と生きる無垢の家
丘の四季の移ろいとともに
自然のやさしさを肌で感じる毎日。
心和む温かな時間がここにあります。
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旭川市で自営業を営むKさんが永住の地に選んだのは、近年、宅地としても人気を集めている季節の彩り鮮やかな美瑛町の丘陵地。絵のように美しい風景に溶け込むような終の棲家は、北欧の厳しく大らかな風土と伝統が育んだ強く美しいログハウスです。自然の力を生かした温もりあふれる無垢の家は、美瑛の風土の中で呼吸し、美しい木肌に健やかな家族の時を刻んでいます。
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フィンランドパインの無垢フローリングに木製サッシ。
木の香りがいっぱいの「自然派都市型住宅」 美瑛の美しい丘陵地を望む、2100坪もの敷地に建てられた堂々たる構えのログハウス。この家は、Kさんがご両親とともに暮らすために昨年の春から半年がかりで建てた自宅です。 「通勤可能な田舎にログハウスを建てて住む。これが、私の長年の夢でした。2年前、この土地を幸運にも手に入れることができて、ようやく夢がかないました。毎日ここから車で片道約30分の旭川市内の職場へ通っています」。 新築にあたってKさんは、数社のログメーカーの中から、旭川に事務所を置く「夢木香」を家づくりのパートナーに選びました。居住性に優れ、準防火地域での建築が可能な「夢木香」のログは、自然派の都市型住宅としても注目されています。 「一般的なログに比べて空間設計の制約が少ないことや、確かな技術を生かした高いデザイン性にも惹かれました」。 丸太組み工法と2×4工法を併用したKさんの家は、1階にミニキッチンを備えたご両親の居住スペースとLDK、水まわりを配置。2階には主寝室と書斎、予備の洋室が設けられています。屋根裏を利用して収納スペースも確保。内装も、フィンランド・パインの無垢フローリングや木製サッシなどを使用し、木の香りいっぱいです。無垢材の質感やすがすがしい香りを楽しみながら、家族が日常を快適に暮らせる家。Kさんが長年憧れ続けた、夢のマイホームが実現しました。 「家自体が生きていますから、メンテナンスは欠かせません。しかし、年数を重ねるほどに木肌が変化して、わが家らしい生活感がでてくるでしょう。これからじっくりと、その変化を楽しみたいと思っています」とKさんは嬉しそうに話してくれました。 |
1階のリビング・ダイニング。 |
2階からリビングを見下ろす。 |
外光がたっぷり入る2階主寝室。 |
主寝室に続くKさんの書斎。 |
薪ストーブだけで厳冬期も暖か。 |
住まいの顔となる屋根の破風板や窓の装飾は、全てオリジナル。窓の木製サッシと、霜除けはフィンランドからの直輸入品を使用している。 |
年間を通じて快適な室内環境を実現するため、屋根の下に通気層をつくり、手仕事を施した換気口が軒下に設けられている。 |
Kさんの家では、フィンランド産パインを現地の最新鋭工場で、強度・サイズを整えたD型ラミネート材を使用。外壁の交差した部分は、オリジナルのエンドカットが施され、端正なたたずまいに仕上がっている。 |
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高い吹き抜けとハイサイドライト。大きく採った開口部からたっぷりと外光が降りそそぐ、リビング・ダイニング。 大きな窓からは、森の景色と野鳥や野生生物の姿も楽しめる。 |
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リビングに隣接して、ゆったりとしたウッドデッキも設けられている。 家の周りには、敷地に自生していた雑木を移植。デッキ前は、これから芝生になる予定。 |
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「思った以上に動線が良く、キッチンも広いので、家事も楽なんです」と奥さん。 「冬も薪ストーブだけで、十分暖かいのには驚きました。ログの快適性を四季折々に肌で実感しています」とKさん。 |
■建築データ
構造規模/木造・2階建て 延床面積/148.89m2(約45坪) <外部仕上げ> 屋根/ガルバリウム鋼板 外壁/ログ壁・ログサイディング(フィンランドパイン) 建具/玄関ドア:木製ドア、窓:木製サッシ <特徴的な内部仕上げ> 床・壁・天井/フィンランドパイン羽目板 <断熱仕様> 基礎/75mm(スカート工法) 壁/グラスウール24kg100mm 屋根/グラスウール24kg200mm ■工事期間/平成15年4月〜9月(約6ヵ月) |
前回ご紹介の家はこちらです |
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