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新築後3年たって、奥さんが心を込めて育てた植栽も見事。愛着が深まっている印象。
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細やかな配慮が行き届いた、高性能住宅
十和田にたたずむ、
これぞ、まさに注文住宅
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転勤で借家暮らしが続いたHさん。特に十和田に移ってしばらく住んでいた借家は最悪で、断熱材なしの築40年の家でした。「主人が札幌に出張したときに買ってきてもらったストーブを数台使っていましたが、そういう家って、暖房しても1階はぜんぜん暖かくならず、2階はクラクラするくらい熱い。強烈な上下の温度差でした」と奥さん。札幌で暮らす間に研究した、高性能な住宅を実現してくれるビルダーはいないかと青森県内を探し、出会ったのがジェイ・ホームだったといいます。
こうして建てられたHさん宅は、壁の杉板が香る、深呼吸したくなるような自然の質感に満ちた、清々しいお宅。床にはテラコッタや無垢の板を張り、壁は珪藻土とコンパウンドを混合した塗り壁です。建物外周にあたる壁は、屋根部分も含めて構造材がそのまま露わになった外張り断熱を採用。その構造を生かし、子ども室や書斎などでは、間柱に棚板を渡した壁面収納がたっぷりです。「下の子がアトピーっぽかったので、なるべく化学的な素材は避けて、自然な素材に囲まれて暮らしたかったんです」。 2階にも浴室を設け、来客時も家族のプライベートな暮らしが阻害されないプランです。また2階の階段室に設けられた、滑車による洗濯物干しシステムは優れもの。合計60キロ近くにもなる洗濯物も楽々と干せます。このアイデア、工夫だけでも大満足とか。 隅々まで細やかなプランニングと施工が行き届き、「注文住宅」の本領が発揮されたHさん宅でした。 |
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リビング全景。珪藻土とコンパウンドを混合した塗り壁が室内に柔らかさを与える。
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玄関の見返し。杉の板壁が心地よい。 |
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キッチン背面には収納を造作。
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滑車を使った洗濯物干し。
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1階書斎から畳の間、廊下方向を見る。暖房は正面のストーブ1台で全室をまかなっている。
畳の間の下にはご覧のような収納。 |
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2階・子ども室の様子。将来は2部屋に仕切れるようになっている。
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■建築データ
構造規模/木造・2階建て、延床面積/157.14m2(約48坪) <外部仕上げ> 屋根/ガルバリウムカラー鋼板 外壁/防火サイディング・レッドシダーチャネルサイディング 建具/玄関ドア:木製チークドア、窓:木製サッシ(トリプルガラス) <特徴的な内部仕上げ> 床/パイン無垢フローリング一部テラコッタタイル 壁/珪藻土入り塗壁左官仕上 天井/木構造現し <断熱仕様> 基礎・壁・天井/ビーズ法ポリスチレン60mm 屋根/ビーズ法ポリスチレン90mm ■工事期間/平成12年9月〜12月(約4ヵ月) |
前回ご紹介の家はこちらです |
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