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ブリックタイル、モルタル、サイディング、3種類の外壁材を使用した外観。
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大工さんの手仕事が光る茶室にも大満足
光と風の通る
心の眺望がきいた家
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目の前には藻岩山、視線を南にやれば美しい山並みが続き、恵庭岳も望めるKさん宅。自然が感じられる場所に住みたいと高台を選び、眺望を重視して2階にリビングを配置、山が見える方向に窓を大きく取りました。
「家族のつながり」をテーマに、LDKとパソコンコーナーはワンルームにし、開放感がありながらも腰壁を生かして、それぞれの空間にやわらかな独立感を与えています。また、ご主人の希望でリビングからキッチンが直接目に入らないよう、レイアウトも工夫。さらに2階には奥さんの希望で、個性的な造りの茶室も設けました。当初は「予算的に、できる範囲で」と控えめにリクエストしたそうですが、出来上がってみてびっくり。大工さんの細かい手仕事が随所に見られ、「ここまでしてもらえるなんて」と恐縮しているそうです。 「担当の大石さんに出会ったときから『この人ならイケル』とひらめきました。土地探しから一緒にしてもらい、本当に熱心な人たちにお任せすることができて、そうして出来上がった家は扉を開けると、それだけで安心感が漂ってくる。窓外の山々を求めていたつもりが、暮らしはじめてみると、心に広がる眺望を求めていたのだと気がつきました。私たちの想いをカタチにしてくださった建築士の方をはじめとする、丸友ホームのスタッフの方々に、心から感謝を捧げたいと思います」と奥さん。「家中どこも、居たい場所ばかりで困ってるんですよ(笑)」と満足感を語ってくれました。 |
腰壁を活用して、それぞれのコーナーを完全には仕切らないことで、広がり感が生まれた。
玄関ホールは落ち着いたトーンで、どこか懐かしい雰囲気。 |
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2階からも光が射し込み、明るい玄関ホール。
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細部にまで大工さんの丁寧な手仕事が生きている茶室。 |
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2階ホールから茶室を見る。茶室天井は網代、奥にはにじり口のようにデザインした開口なども。 |
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間接照明により、モダンな雰囲気も兼ね備えた茶室に。
水屋は2階ホール、茶室の入り口そばに設けた。 |
手すりも開放的な造りの階段。廊下を広めに取り、階段周辺もひとつの空間として生かした。 |
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構造柱を効果的に利用し、開放感を持ちながらやわらかく仕切ったダイニング。
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コーナーのサッシは眺望を重視して、特注サイズのものに。 |
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寝室には、ちょっとした書き物などもできる机を造作。
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■建築データ
構造規模/木造・2階建て、延床面積/142.59m2(約43坪) <外部仕上げ> 屋根/長尺カラートタン蟻掛葺 外壁/防火サイディング・HYブリックタイル(乾式)・オメガ(防火サイディング下地) 建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:樹脂サッシ(スーパーLow-E)・木製サッシ(Low-E・トリプルガラス) <特徴的な内部仕上げ> 床/木質フロア 壁・天井/ビニールクロス <断熱仕様> 基礎/硬質ウレタンボード(シャダン)100mm(50mm×2) 壁/硬質ウレタンボード50mm 天井/ブローイング18kg300mm 屋根/SP板20mm ■工事期間/平成14年8月〜11月(約4ヵ月) |
前回ご紹介の家はこちらです |
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