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テーマは自然素材。木製サイディングを生かした北欧風の外観が、周りの風景に溶け込んでいる。 |
窓からの風景が、 心を贅沢にくつろがせる 木と自然の ぬくもりに包まれた、 海を見下ろす光と風の家
■伊達市・Oさん宅 |
コンサートを開くこともあるリビングには、スポットライトを設置して。 |
まるで屋外のような開放感を感じる1階のパブリックスペースは、海外のお客さまにも好評。 |
ドイツのシュタイナー思想の研究のため、長年アメリカに留学していたOさんご夫妻が、シュタイナー教育の実践の場として伊達を選んだのは、温暖な気候と豊かな自然環境に魅了されてのこと。「これから始めるスクールにも自分の人生にも、この環境が必要だと考えました。そして、家を建てるなら、毎日海を見ながら生活したいと思ったんです。土地探しも本当に真剣でした。そうしてみつけたこの場所はまさに、理想通りの場所。窓からの風景が最高のごちそうで、毎日贅沢な気分で過ごせますね」と奥さんは話します。 自然環境を生かした家だからこそ、門は枕木を再利用したり、玄関ポーチは地元・豊浦の石を使うなど、建物にも環境に配慮した自然素材が多く使われています。「1階には、外国からのお客さまや受講者の宿泊施設として、また将来、親と同居することなどを考えて作った4室のゲストルームと、キッチンが付いた開放的なパブリックスペースがあります。スタッフも海外の方が多いですし、使いやすさを考えてあえて玄関スペースを作らず、1階は完全なバリアフリーにしました。自分達のライフスタイルや、どの部屋からも海を眺めて生活したいということなど、こちらの希望をすべて叶えてくれたSUDOホームさんには感謝しています」と奥さん。降り注ぐ太陽の光もとても気持ちがいいそうで、「すっかり朝型の生活になりました」と笑顔で、新しい家への満足感を語ってくださいました。 |
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吹き抜け部分の丸い窓からは、噴火湾が絵画のように目に映る。 右手奥は書斎になっている。 |
晴れた日には遠くに駒ヶ岳が見える、自慢のピクチャーウィンドウ。 |
木のぬくもりが感じられるサニタリーはワンルームになっていて、天窓から星を眺めながら入浴できる。 |
太陽の光が気持ちいいOさん宅。夏には広いウッドデッキが作られ、ますます快適になるという。 |
西側の書斎は奥さんの仕事部屋。「海を眺めながら、贅沢な気分で仕事ができますね」と大満足。 |
東側の窓から、朝の光が射し込むダイニング。野鳥の声や姿も楽しめる。 |
くつろぎ感あふれる、吹き抜けのリビングは、間仕切りがなく開放的な雰囲気。 |
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■建築データ 構造規模/木造・3階建て、延床面積/183.38m2(約55坪)、 <外部仕上げ>屋根/ガルバリウム鋼板横葺、外壁/大判サイディング、縦張サイディング、木製サイディング、建具/玄関ドア:輸入木製断熱ドア、窓:Low-Eガラス、アルゴンガス入複層ガラス、 <特徴的な内部仕上げ>床/1階:床暖用フローリング、テラコッタタイル、2・3階:パインムク材、壁・天井/木材チップ入壁紙オガファーザー、パインパネリング、 <断熱仕様>基礎/基礎外断熱、スタイロフォーム75mm、床下/土間床120mm、壁/高性能グラスウール24kg90mm、屋根/高性能グラスウール16kg200mm ■工事期間/平成13年1月〜3月(約3ヵ月) |
前回でご紹介の家はこちらです |