本文へジャンプ

旭川特集:新築事例 (株)芦野組

case.02│北海道への移住は、理想の出会いで大成功

大雪の麓で雄大な自然に抱かれ
小さな宿を営みながら、
田舎暮らしを満喫

東川町・Sさん宅 家族構成/夫婦30代、子ども3人
設計・施工/(株)芦野組

 北の大地に夢を馳せ、千葉県と新潟県出身のSさんご夫妻は東川町に移住。自然豊かな大雪の麓に宿泊施設「Villa ニセウコロコロ」をオープンしました。同時に、隣接した自宅を芦野組で建築。札幌周辺に落ち着こうかと考えた時期もありましたが、「やはり北海道らしい暮らしをするなら、もっと田園風景の美しい場所へ」と考えるように。
 芦野組との出会いはなんと、他社からの紹介。恵庭が候補地の1つだった時に地元で評判のビルダーと知り合いになり、東川での計画が決定した際に同じ新住協のメンバーである芦野組を「間違いなく信頼できる」と、お墨付きで紹介されたのです。
 周囲を畑や水田に囲まれたのどかな立地条件が気に入り、約800坪の土地を入手。市街地から旭岳方面へ向かう途中にあるので、大雪山から十勝岳まで、美しい山々が眺められます。「せっかく、こうした場所で生活するのだから」と、住まいも木やレンガなど自然素材にこだわり、優しくてナチュラルな空間を実現。家族5人が集う1階リビングは大きな開口部を設け、室内にいながらも四季の営みが肌で感じられるようなプランを盛り込んでいます。奥さんがキッチンに立つとリビング全体や周辺の景観、そして子どもたちが勉強しやすいようカウンターを設けたフリールームまで、ぐるりと見渡せるよう配置しました。2階にお風呂やメインの洗面所をレイアウトしたので1階が広く使え、2階で洗濯したものが、すぐベランダで干せるのも便利です。
 カムイミンタラこと「神々の遊ぶ庭」の懐で始まったばかりのSさんの生活。まずは住宅という足元をしっかり固め、これからたくさんの夢を積み上げていくことができそうです。

代表取締役社長 芦野 和範

バランスが調和してこそ、いい家が生まれます
 私たちは、家全体が一定のレベルに達してこそ、心地よい家になると考えます。旭川は北海道の中でも非常に寒さ厳しい地域ですから、断熱、気密の性能の高さは言うに及ばず。しかし、この部分だけが秀でていたとしてもいい家にはなりません。そこには空間の気持ちよさも不可欠。素材や天井の高さ、部屋のレイアウト、動線といった3次元的な要素が必ず必須条件になってきます。お客様のご要望を叶えるのが私たちの仕事であり、決して作品を押し付けるものではありません。また、適切なアドバイスを分かりやすくご説明し、お互いに納得して仕事を進めていく。心地よさには、このプロセスをどれだけ大切にしていけるのか、それも含まれると思います。

■建築データ
□構造規模 木造(新在来木造構法)・2階建て
□延床面積 185.49㎡(約56坪)
□主な外部仕上げ 屋根/アスファルトシングル、外壁/道南スギ板張、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:木製サッシ
□主な内部仕上げ 床/ウォールナット・ナラフローリング、壁/珪藻土入塗壁、天井/木板張
□断熱仕様(充填断熱+付加断熱) 基礎/セルボード120㎜・セルボード50㎜(土間)、壁/高性能グラスウール16kg105㎜+190㎜、屋根/ロックウール吹込380㎜
□暖房方式 プロパンガス セントラルヒーティング
■工事期間
平成24年11月〜平成25年3月(約5ヵ月)

東川町・Sさん宅
家族構成/夫婦30代、子ども3人

設計・施工/(株)芦野組
TEL 0166-65-7087
旭川市旭神町28-106
http://ashino.bz/

エリア特集 <旭川で暮らす> 新築実例

アクト建築工房

芦野組

藤井光雄工務店

北海道ハウジング

雅建築企画

エリア特集 <旭川で暮らす> CONTENTS

シンハマホーム

株式会社 AKIRA

ヘリテージホーム

Repaln99

Replan103号:旭川で暮らす

Replanとは

Replan編集長ブログ

住宅雑誌RepanTwitter

  • Replanメールマガジン
  • Replanお問い合せ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加