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パート3

「仙人の森」で山登りや薪割り、楽しい団らんの時間を過ごしたリプランくんとスタッフ一同。そのまま敷地内でキャンプをし、翌日も仙人の暮らしを体験します。自然を楽しみながらも、山を育てるということの大変さと地道な努力を、実感した最終日でした。

仙人の暮らしを体験

教えてくれる人
白老 仙人の森 ほりおさん

教わる人
Replan WEBデザイナー 藏本

朝の散策

1 : 仙人の森近くの川。せせらぎがここちいい 2 : キノコも栽培している 3 : さわやかな朝を迎えた仙人の森

朝の散策

早朝、リプランくんとスタッフは、さっそく朝の散歩へ。せせらぎの音がする方向へと歩いて行くと、すぐそばに清流が流れていました。緑の森の中を流れる川を見ていると目もすっきりと覚めてきて、身体のすみずみまで清々しい空気が満ちてくるようです。コンテナハウスに戻ると、奥さんが温かな朝食を準備してくれました。美味しい朝食を食べて、さて! 今日も仙人の修行スタートです。

草刈り体験

4 : 初めて使う「草刈り機」 5 : ほりおさんの指導を受け、初体験
6 : だんだんと慣れ、豪快に笹薮を刈る藏本スタッフ 7 : 大きなフォークで刈った草を移動

草刈り体験

「じゃあ、今日は草刈りを体験してもらおうかな」とほりおさんが持ってきたのが、本格的なエンジン付き草刈り機。見たことはあっても、もちろん使ったことはありません。藏本スタッフもオレンジ色のつなぎをお借りして、装いは本格的。さっそく作業へと向かいます。ひととおり使い方を習ったものの、膝上まである笹薮を刈るのはかなり難しい作業。思ったように進まず、慣れるまでにちょっと時間がかかりました。「コツはサムライ歩き。腰をひねらないほうが、楽に作業できるよ。きれいな芝に見える部分も、実はこうやって草を刈ってあるんだ。刈った草を乗せておくことで、背の高い雑草が生えてくるのをおさえることができるんだよ」とほりおさん。きれいな緑の絨毯は、コツコツと気の遠くなるような努力の賜物だったのです。

ロープワークに挑戦

8 : 昔ながらの知恵「ぶり縄」 9 : 登るとかなりの高さ 10 : ひょいっと木渡りも

ロープワークに挑戦

草刈り作業を終えた仙人とスタッフ。「ちょっと、木登りでもしてみるかい? 面白いロープワークがあるんだよ」というほりおさんに連れられて、山へと向かいました。「このロープワークは『ぶり縄』と言って、枝打ちをするための木登りの方法なんだ。木の棒とロープだけで上まで登れ、ロープをはずしながら降りられるんだよ」。さっそく藏本スタッフも木登りへ。かなり高い場所まで上がってしまい、下のスタッフはドキドキです。こういった楽しい遊びも山ならでは。昔ながらの知恵が生活に生きています。

ありがとう。仙人の森

11 : そば打ち中のほりおさん 12 : 打ちたてのおそばは最高! 13 : 自家製のお漬け物は優しい味

ありがとう。仙人の森

2日間、山での暮らしを体験したリプランくんとスタッフ。そろそろ片付け、挨拶して帰らなくては…と思っていると、奥さんが「お昼も食べて行ったら? 今、おそばを打ってますから」と笑顔で誘ってくれました。食べ物に弱いスタッフ一同。「お昼までごちそうになるなんて、申し訳ないです」と言いながらも、興味津々でそば打ちブースにいるほりおさんを撮影。のどごしの良い打ちたてのおそばと、奥さんお手製のお漬け物などをいただきました。

「どうでしたか? 自然に寄り添う暮らし、少しは実感できましたか?」と建築家の堀尾さん。「ここは僕にとっては両親の居場所であるとともに、どこか非日常を味わい、自分の仕事や暮らしについても考えることのできる場所でもあるんです。以前、父の出身である島根県に行ったとき、そこには、この仙人の森と同じような風景が広がっていて、日々の暮らしの中で自然が循環している自給自足の生活があった。それは僕のつくる建築に少なからず影響を与えていると思うんですよね。もちろん、こういう暮らしは特殊であるけれど、豊かな生活のひとつであることをリプランくんたちに感じてもらえたら嬉しいですね」。堀尾さんの話は、たった2日間過ごしただけのリプランスタッフにも共感できるもの。山を育て、自分たちの居場所を長い年月をかけてつくりあげてきたほりおさんは、本当に仙人かもしれません。

特別な場所である「仙人の森」。
自然に寄り添う暮らしを実際に体験できたことに感謝して、白老を後にしたのでした。

おわり。

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リプランくんが行く!Vol.2 白老「仙人の森 ほりお」へ − [3]

2011年10月27日 / by : replanmin / category : 特集 - レポート - 特集

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