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パート2

前回、「仙人の森」を訪れ、ほりおさんご夫妻からこの森が生まれたきっかけや経緯を聞いた、リプランくんとスタッフ一同。いよいよ森の探索に出かけ、自然と密な関係にあるその暮らしを実体験します。

仙人の暮らしを体験

教えてくれる人
白老 仙人の森 ほりおさん

教わる人
Replan WEBデザイナー 藏本

山登り

薪小屋の裏手にある、樹齢100年はくだらないという桜の木。仙人の森のシンボルのように山の入り口に立ち、仙人の森を見守っています。息子さんである建築家の堀尾さんは、今年ようやく、花が咲く姿を見ることができたそう。その近くには、初めて見るグミの木が。透き通るようにきれいな黄緑色の実です。奥さんが赤く熟して食べごろになった実をスタッフみんなにお裾分けしてくれました。その実を食べながら、歩いていると、大きなタンクがあります。この自作のタンクでは山から引いた湧き水を濾過し、生活用水として使っているそう。

山登り

1 : 仙人の森を見守る桜 2 : グミの実。赤くなると食べ頃 3 : 浄水用のタンクの前で

さて、いよいよ山を目指します。山道を上がっていると、とつぜん、開けた空間に出ました。「良い場所でしょう? 笹薮や雑草を刈って、手をかけると、こんな自然の舞台ができあがるんだよ」とほりおさん。木漏れ日に照らされた緑の舞台は、まわりを囲む木々とシダが神秘的な雰囲気。本当にきれいです。そして、小さな子でも山登りを楽しめるようにロープ手すりを設置した山道を15分ほど登っていくと、とうとう頂上に出ました。てっぺんからの眺めは最高です。

山頂風景

4 : 山の中腹にある、自然のステージ 5 : 頂上からは白老の街が一望

薪割り・五右衛門風呂を体験

しばし山の眺めを堪能して下山した一行。次はほりおさんの日々の暮らしを実際に体験。まずは、夕食前に薪割りをして、五右衛門風呂の準備をすることになりました。簡単と思っていた薪割りですが、なかなか思うようにスパーンとは割れません。斧の重さを利用しながら、薪に対して斧の刃を直角に当てるのがコツのようです。なかなかの重労働。

いざ五右衛門風呂に挑戦

6 : 薪割りは奥が深い 7 : 火おこしに汗だく 8 : 労働の後のお風呂は最高

ようやく薪割りを終えたら、早速、五右衛門風呂でお湯を沸かします。キャンプ慣れした藏本スタッフも、五右衛門風呂は初体験。炎の熱さに耐えながら釜に薪をくべています。労働の後は、早速お風呂へ。屋根だけで壁のないお風呂は、開放感抜群。「これに入ったら、家のお風呂に入る気がしないんだよね」とほりおさんが言うように、木の燃える香りや鳥のさえずりを聞きながらの入浴は最高です。

夕食・団らん

五右衛門風呂でさっぱりとしたあとは、夕食タイム。「今日は白老牛を準備しましたよ。さあ、食べましょう」と多目的工房のデッキへ案内されました。白老牛の美味しさは格別! 奥さんが丹誠込めて育てた野菜もみずみずしくて、スタッフ一同、満腹になるまでいただいてしまいました。

だんらん

9 : 美味しい白老牛と新鮮な野菜で夕食 10 : 日が暮れ始めた仙人の森

美味しい食事とほりおさんご夫妻や息子さんの堀尾浩さんの楽しいお話を聞いているうちに、いつのまにかあたりも暗くなってきました。「少し冷えてきたし、たき火をしながら話をしましょうか」と、場を囲炉裏スペースへ移動。ほりおさんが目指した木を育て森を育てる生活の奥深さ、奥さんや周囲の人たちの協力、いろいろな話を聞いているうちに夜も更け、空には見事な星空が広がっていました。

焚き火・薪ストーブ

11 : 焚き火を囲みながら 12 : コンテナハウスには薪ストーブも

次回、リプランくんが行く!vol.2 白老「仙人の森 ほりお」へ – [3] は、10月中旬頃にアップ予定です。
リプランくんとスタッフが、山を育てるための草刈り、ロープワークを使った木登りに挑戦します。
お楽しみに。
前回の記事を読まれたい方は「part-1」ボタンからご覧ください。

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リプランくんが行く!Vol.2 白老「仙人の森 ほりお」へ − [2]

2011年09月30日 / by : replanmin / category : 特集 - レポート - 特集

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