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Vol.3:古川太一(TA-1)さん

リプラン妄想住宅

妄想住宅とは

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古川太一(TA-1)さん

佐藤寛(G,Vo)とのデュオであるKONCOSにおいて、ピアノ、ドラム、シンセベースなど多数の楽器を一人で担当。旅するコンコスとして全国100カ所行脚中。
DJとしても精力的に活動しており、HIPHOP仕込みのスキルで、貪欲な探究心で集められた愛情たっぷりのレコードたちを、ナイトクラビングとバンドツアーと酒場と食堂の放浪で培ったセンスで、ALL IN THE MIXX BEAUTY !!!!! な人物。

http://sunnysunny.me/
http://koncos.net/
http://anoraks.me/

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<第3回>古川太一(TA-1)さんのお仕事とこれから


いつごろから音楽をお仕事にしようと考えていましたか?

意識的に「音楽でやっていこう」と思ったことはあまりないんですけど、好きなことを続けていたらなんとなくこうなってきたという感じで。仕事になっているかどうかは今でもよく分かっていないんですけど、とにかく続けて新しいものを作っていこうというそれだけで。

とは言え、今のように世に出て作品なりを残されているということは、なんとなくではできませんよね。外から見ると「ものすごく働いてるな」「動いているな」ってイメージはありますし。

そうですね。何でも必死でやってますね。とにかく動こう、と。そのわりに儲かるわけじゃないですけど(笑)

リディム・サウンターではドラムを担当されてましたが、ピアノは前から弾いていたんですか?

解散してからです。だからこの3年くらいですね。単純に憧れもあったし、1回ちゃんとコード楽器に向き合ってみたら、自分の音楽に奥行きがでるんじゃないかなと思って。1台で表現できることの幅も広いし。

KONCOSとして2人でやるということが前提にあったわけではなく?

それはまったくなくて、ピアノをとにかくやってみたかったんです。以前僕がローディをしていたバンドのキーボードの人に教えてもらって、1年くらいはセッションのライブにこっそり出たりしながら練習しました。まだまだ修行の身です。ピアノはすごく難しいから…

街十色

先日ライブを拝見してびっくりしたんですが、2年前くらいのKONCOSのライブとは楽器の編成がまったく違いますよね? お2人というのは変わらないのに、古川さんはピアノを弾きながらドラムもやってシンセベースも弾いて…どんどん楽器が増えてる(笑)

そうなんです。最初の頃とはまったく違うんですけど、今のが本来の姿というか、自分はドラムもやりたいんだけどピアノ弾きながらだとできないからやっていなかっただけで、だんだん弾きながら叩けるようになったんです。ドラムは、ライブの前日にバスドラを置いてみたらどうだろう、と、思いついてしまって。

やってみたらできた?

できちゃった。というか、ライブで練習してるという(笑)。でもやらないよりやってみたほうがいいかなって。やってみたらできるようになって、そしたらベースが欲しくなって、やっぱりアタックも欲しくなって…というふうにどんどん楽器が増えていったんです。それらを一人でできるように、いろいろ研究して。

今ではすっかりバンド編成ですよね?

やっとバンドらしくなりましたね。曲としてはバンドで演奏するような想定で作っているので、それに演奏が近づいてきたというか。でも、そのためにはまずピアノをストイックに練習して、2人でツアーを回ってピアノとギターと歌をしっかりできるようになる必要があったんです。それができるようになってきたので、今はやっと次の段階にいけるかなっていうところですね。

シンプルな編成の音楽を志向していたわけではなく?

もちろんピアノとギターだけで、極限までシンプルにしても良いと思える曲をつくろうというテーマはずっとあります。少ない楽器でも良い曲というのは、どんなアレンジをしても良い曲になるはずなので。

今後さらに変化していく?

変わると思います。今後はドラムを入れて、2人+1人とかでやろうかなということも考えています。どうしても自分がドラムなので、ドラムの人を別に頼むっていうのができなかったんですけど、お願いできそうな若いドラムの奴が見つかったので。

ツアーの中ではライブハウスだけでなく、カフェや道の駅、幼稚園などすごくいろいろな会場を回られていますが、会場によって演奏はだいぶ変わりますか?

訪れる土地や会場、会場の規模や集まってくれるお客さんによって雰囲気がまったく違うので、演奏も変えなければならないし、当日まで分からないことはたくさんありますね。カフェやお店などライブハウスではないところで演奏してみると、音を聴かせる場所としてのライブハウスの重要性なんかも分かったりして、どちらも大切な場所になっています。

音楽のやりかたとしてはリリースよりもライブが先なんでしょうか?

ライブが先ですね、完全に。ライブでできるようになってはじめてリリースするというのがずっと続けているスタンスです。だからリリースツアーなのにすでに新曲をやっていたり、リリースしたばかりの曲のアレンジが次のライブではまったく変わっていたり。今もツアー中なので、どんどん変化していってますね。

銀河鉄道

これから目指していることはありますか?

この100カ所の旅が終わった時に、何が見えてくるかなっていうのは楽しみにしています。僕は、音楽をやるにしてもグッズを作るにしても活動すべてにストーリーが必要だと思っていて、ただ単体で外に出すのではなくて、それぞれのつながりや影響を考えてひとつの物語になっているということを重視しています。だから、なかなかパッとできなくて…でも、音楽を持ってライブでたくさんの街を訪れて、そこで出会った人たちや美味しいものなんかがあって、そんな中から次にやりたいことが見えてくるので、それは大事にしていきたい。できたらZine*みたいなものにまとめられたらいいなと思っています。

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*企業出版ではなく、個人や有志の人々で発行する少部数の雑誌や小冊子

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<旅するコンコス ~まちといろ 100のいろ~>

2014.10.28.Tue 北海道 苫小牧 ELLCUBE
2014.10.29.Wed 北海道 旭川 CASINO DRIVE
2014.10.31.Fri 北海道 稚内 HEARTBEAT CAFE
2014.11.01.Sat 北海道 小樽 市立小樽文学館
2014.11.02.Sun 青森 B.B Cafe
2014.11.03.Mon 宮城 松島 松華堂菓子店
2014.12.05.Fri 広島 MUGEN5610
2014.12.06.Sat 愛媛 松山 Bar Caezar FootStep Presents
2014.12.07.Sun 福岡 KIETH FLACK
2014.12.21.Sun 新潟 GOLDENPIGS Black Stage
2014.12.22.Mon 福島 郡山 PEAK ACTION
2014.12.23.Tue 宮城 仙台 PARK SQUARE
2015.01.17.Sat 沖縄 石垣島 島野菜カフェ リハロウビーチ
2015.01.25.Sun 梅田 Shangri-La
2015.01.31.Sat 新代田 FEVER


<新作リリース>

月待つ島まで / てとてとめとめ
「月待つ島まで / てとてとめとめ」
発売日: 12/3(水)/価格: 税抜1,500円+税/番号: SNY13/フォーマット: 7inch

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