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リフォーム事例:暮らし上手さん
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暮らし上手



工夫した動線で、ゆるやかに隔てる

3通りに分けた階段が、
2世帯成功の秘訣

■岩見沢市・Nさん宅
■家族構成/本人60代、娘夫婦30代
■設計施工/A I 建築
☎ : 011-219-4183
E-mail : ai-ez001@sirius.ocn.ne.jp




主なリフォームポイント

1.間取り
1階を親世帯、2階を子世帯に変更。階段の位置を工夫することで、近すぎず遠くない、快適な空間に生まれ変わりました。
2.構造強化
全面に構造用合板を張り、耐震性をアップ。傷みのあった柱や梁も入れ替えや補強を行いました。
3.断熱性向上
外壁側は断熱材を全て入れ替え。サッシも傷みのある部分は入れ替えやガラスの交換を行い、「温度差のない家」という希望を実現しています。




 娘さんの結婚を機に同居を決めたNさん。80坪を超える広い住まいは、亡くなったご主人が28年前にこだわって建てたもの。その思い出を残しつつ、娘さんご夫妻との暮らしを快適にするため、リフォームを行いました。  1階はNさんの居住スペース。基本的な間取りはそのままで、床の段差をなくし、引き戸を多用するなど、バリアフリー化をメインに工事がなされました。寝室となる中2階の部屋には和室からの専用階段を造作。親子といえど、互いに気を遣わず暮らしたいというNさんの配慮です。




↑リフォーム前のキッチン



←1階のキッチンはIHヒーターを採用した最新型に変更。



 ホールの階段を上がると開放的なLDKが広がる娘さんご夫妻のスペース。化粧梁や付け柱を用いて、落ち着いた和モダンな雰囲気を醸し出しています。中3階の洋室は、別に暮らす息子さんの帰省用とし、2階の居住スペースを通らなくて良いように直通の階段を設けました。「いくら仲が良くても親・姉弟で生活パターンが違うのは当たり前。プライベートを大事にしながら一緒に暮らせる空間がほしかったんです」とNさん。




外観
外観
↑Nさんの寝室(中2階)。奧に見えるのは洋室(中3階)への直通階段。




←リフォーム前の寝室(中2階)



 担当したAI建築の江崎社長は「異なる生活パターンを持つ家族が互いに快適に暮らすのは簡単ではありません。Nさん宅では広さを生かして動線を工夫。快適性を実現できました」。
   家族の気配を感じながら、ほど良い距離を保つ。それぞれの暮らしを尊重した2世帯住宅です。




外観
外観 ↑リフォーム前の寝室(2階)



←娘さんご夫妻の寝室。雰囲気のあるブラケットライトはリフォーム前から使っていた思い出の品。



リフォーム後


1F

和室の変更
独立させ、床はフロアに変更した。
バリアフリー化
段差を解消し引き戸を多用。
ユーティリティ拡張
電動物干しを設置。


2F

間仕切りの変更
オープンな空間にした。
水まわり新設
シャワールームや洗面化粧台設置。
書斎造作
ご主人のパソコンスペース。





■岩見沢市・Nさん宅
■家族構成/本人60代、娘夫婦30代
■設計施工/(有)A I 建築
☎ : 011-219-4183
E-mail : ai-ez001@sirius.ocn.ne.jp

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