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リフォーム事例:暮らし上手さん

暮らし上手さん
キッチンから居間
キッチンから居間。料理しながらでも居間全体の様子がわかる。

アンティークが映える
空間をクリエイト
和のアンティークと観葉植物が
素敵になじむ落ち着いた空間に

札幌市・Hさん宅
■家族構成/夫婦40代、子ども3人、母60代
■設計施工/(有)沢井建築工房
 TEL:011-615-6501
 HP:http://www.sawai-k.co.jp
 E-mail:info@sawai-k.co.jp

奥さんからのリフォームオーダー
● お母様の部屋は本人の希望で洋室に。
● どんどん大きくなる3人の息子が健やかに成長できる環境と各自の個室を確保したい。
● 2階の子どもの様子を感じられるよう、階段を居間から上るカタチに。
● 圧迫感のある居間に広さとゆとりを。
● 対面キッチンに!
● 造作収納をなるべく多くつくってほしい。
● 主人が趣味を楽しめる隠れ家的部屋を。
● ホルムアルデヒドの極力少ない材料を使ってほしい。

お母様との同居がきっかけの屋内全面リフォームで、築20年の不満を一気に解決
 Hさんのお宅のリフォーム計画は、ある日突然始まりました。それまで両親とは別居生活でしたが、奥さんのお父様が急に亡くなられ、お母様との同居を一刻も早くかなえたいと思ったからです。しかし当時の間取りでは快適な同居はちょっと困難。そこで築20年の家の内部を、思い切って全体的にリフォームすることにしたのです。
 せっかくなら、これまで抱えていた不満も一気に解決しようと要望を出し合ったところ、上記のようなオーダーが出そろいました。
 さらに全体的なテーマは「和のアンティークと観葉植物が似合う落ち着いた空間」。さらに「直射日光が降りそそぐのではなく、木漏れ陽のようなソフトな光に包まれる家にしたい」という奥さんの希望もありました。

全体のバランスを整えながら限られた工期の中で一家の要望をていねいに実現
 「とにかく早く同居したい」というHさん一家は、限られた時間と予算の中ですべての要望をかなえてくれる業者を探しました。そして本誌54号で目を引いたのが、沢井建築工房。「一応数社に声をかけましたが、一番話をわかってくれたのが沢井建築工房さんでした。要望を実現したうえで全体バランスを考えて設計し、時間がなかったのにパースまで用意してくれました。そのプランの雰囲気がとても気に入り、依頼を決めたのです」とご主人。
 リフォーム後の家の内部は、見違えるように大変身。ホルムアルデヒド対策についても、建材、接着剤、塗料すべてに対応し、工事前、工事後に化学物質検査を行って確認をしています。一家の幸せな未来が見えてきそうな温かい空間に、家の内部が生まれ変わったという印象です。

リビング奥の和室を対面タイプのキッチンに変更!
「以前は子どもたちに背中を向けて料理をしていましたが、働いている姿を正面から家族に見せたかったんです」と奥さん。キッチン上部には、飾り棚を造作。小物や観葉植物を飾ったり、開放的でおしゃれな空間に。

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リフォーム前居間
以前の居間の様子。奥が和室だった。

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リフォーム後居間


柔らかな陽が差し込むリビングダイニングに

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リフォーム前居間
以前は奥にサンルームがあった居間。

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リフォーム後居間
以前は、玄関から上がっていた階段を居間からに変更。2階の様子がわかるよう途中に小窓を設けている。居間は全体に明るい印象だが、壁はアンバー系の渋めの色を選び、落ち着いた空間を演出。

リフォーム後居間
以前テラスだったスペースを居間に取り込み、広さを確保。「カーテンを使わず木漏れ陽のようなソフトな光に」という奥さんの希望は、シャープシェードで解決。玉虫色が、和のアンティークと調和している。


物置だった地下室がご主人の隠れ家的な
遊びごころいっぱいの「オーディオルーム」に大変身!

 ジャズが好きでレコードを何枚も持っているご主人。でもこれまでは、せっかくのレコードをくつろいで聴けるスペースがありませんでした。
 そこで今回、物置として利用していた地下スペースを隠れ家的なオーディオルームに大改造。以前は車庫から出入りする形式でしたが、リフォーム後は「隠れ家」らしく、1階のキッチン奥の納戸からハシゴを使って出入り。
 まさに大人になっても決して失うことのない「少年の心」をくすぐる設計です。「ご主人が心おきなく自分の世界にひたれる場所を」と奥さんの気遣いもあったとか。この機会に、今までしまっておいたご主人のお兄さん手づくりの30年前のスピーカーを活用したりと、世の男性たちもきっと憧れる、遊び心いっぱいの空間になっています。

before
物置
以前の様子。車庫から出入りでき、物置として利用していた。

after
オーディオルーム
見違えるように大変身した地下のオーディオルーム。ジャズを聴きながらソファでグラスを傾けるご主人の姿が目に浮かぶよう。


子ども部屋は造作収納で間仕切り
壁のデザインを工夫して開放感のあるフリースペース

 3人の子どもの個室は造作の机と収納でスペースを有効活用。1ヵ所は壁を設けず、造作収納と机を間仕切り代わりにして将来続き部屋にできる仕組みです。個室を最小限のスペースに抑え、代わりに設けたのがフリースペース。ゲームをしたり、友達と遊んだりと自由に使えるように設計しました。階段の壁のデザインを工夫し空間を開放的に演出しているので、圧迫感のない明るいイメージに仕上がっています。
 同居のお母様の洋室、奥さんの対面キッチン、ご主人の地下ルーム、子どもたちのフリースペースと家族それぞれが自分の「居場所」を持ち、さらに笑顔で居間に集まれる素敵なお宅です。


before
リフォーム前2階ホール
以前の2階ホール。

after
フリースペース
階段側面の壁にスリットを入れて明るくなったフリースペース。



after
子ども室
子ども室の机と収納を造作。限られた空間を有効に使えて便利。

after
子ども室
机&収納が間仕切りにもなっている。


間取り図

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