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あなたの家は築何年?:冬のトラブル編
家のトラブルはさまざま
ここでは、いままで宮下さんが見てきた
特徴的な住宅のトラブルを部位ごとにご紹介します。
内部:集合煙突のトラブル
リフォームでは思わぬところで住まいトラブルが起きてしまうことも。2階に子ども部屋があり、現在は使用していないというお宅がよくあります。2階をまったく使用していないお宅では、集合煙突の内外部にトラブルの信号が表れている場合があるのです。
[1]: 写真は築30年以上の木造2階建てのお宅。集合煙突を囲む壁です。広範囲に水シミができているがわかりますね。屋根からのすが漏れかと思い補修しましたが、水シミがなくなりません。
[2]: 表面のクロスを剥がしてみると、煙突を囲っているコンクリートブロックや、その上に塗られたモルタルも傷んでいるのがわかります。どうやら原因はこの内部にあるようです。
[3]: 素焼き土管の煙突内部を見てみると、驚いたことに煙突内部が結露して凍っていました。2階建て以上の家で、家族構成が変わって1階のみでの暮らしになったため、暖房をしていない2階で外気が煙突を通して伝わり、結露したのです。このように、家の中で使用しない場所ができると起きるトラブルもあるので要注意。
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