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あなたの家は築何年?:冬のトラブル編
家のトラブルはさまざま
ここでは、いままで宮下さんが見てきた
特徴的な住宅のトラブルを部位ごとにご紹介します。
外部:屋根まわりをチェック!
冬は住まいのトラブルを見つけやすい季節だということをご存知でしょうか?特に外部の屋根まわりや軒下等のトラブルに気づける絶好の機会といえます。
トラブルの原因を早めに見つけて対処すると、建物への影響も小さく済むうえ、費用も少なくて済むはず。「これくらいなら・・・」と素人判断はせずに、「もしかして・・・」と思ったら、気軽に信頼できる専門家に相談しましょう。
[1]: 無落雪の屋根にある樋(とい)に、びっしりと氷が張ってしまっています。ここまで凍ってしまうのには、ダクトの口が落ち葉やゴミなどで塞がれてしまい、きちんと水が流れていないとか、樋に適切な傾斜がついていないなど、さまざまな原因が考えられます。また、樋が凍ることで板金の接合部分が変形して、すが漏れの原因になることもあります。
[2]: 傾斜した屋根に、金物やスノーストッパーなど雪止めを設置しているお宅があります。隣家や玄関先などへの落雪を防ぐ雪止めはとても便利ですが、雪は思った以上に加重があるので屋根への負担も大きくなります。雪の重さを支えきれずに、金具が雪と一緒に落下したり、金具が接合されている屋根部分が傷むこともあるので、ときどき屋根を見上げてどんな状態か点検が必要です。
[3]: 軒下も実はトラブルを多く抱えてしまう場所といえます。軒天の塗装が剥げていたり、軒天自体が破損しているときは、屋根の板金に問題がある場合があります。下から見上げて軒天が傷んでいたらすぐに専門家に相談を。
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