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あなたの家は築何年?:断熱・気密編
住宅診断士からのアドバイス
「見た目にだまされないことです」
「見た目にだまされるな」という言葉は、いろいろな場面でよく聞く言葉ですが、住まいのトラブルでもこの言葉は大きな意味を持っています。
例えば、天井に水のシミのようなものができたとき、あなたはどう思いますか?ほとんどの人が「雨漏り」もしくは「すが漏り」と思うのではないでしょうか。
この場合、過去の経験から得た知識やその場で見えている「現象」から、当てはまる事柄を探して予想しているだけで、建築の専門知識が無い場合の多くではこの予想は外れ、ましてやその「現象」を引き起こしている「原因」にはたどり着けないことがほとんどです。
建築のトラブルを解消するということは、「現象」から「原因」を探り当て、適切な対応をすることにあります。
「小さなシミだから」「細い亀裂だから」と見逃さず、専門家に相談してその原因を探し、適切に早めの対処をすることが家を長持ちさせることにもなります。
築10年目が1回目の大きな節目で、ここで外壁や屋根の塗装や手入れをしておくか否かで、20年目に現れるトラブルを抑えられるかどうかの分岐点といっても過言ではありません。
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