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あなたの家は築何年?:断熱・気密編
家のトラブルはさまざま
ここでは、いままで宮下さんが見てきた
特徴的な住宅のトラブルを部位ごとにご紹介します。
天井:通気が大切
ここでは、新築の施工時に、軒天部分に張られた表面のボードには換気のための穴があいていましたが、捨て張りのボードに穴があいていないという施工ミスがありました。そのため小屋裏に溜まった熱や湿気が出口を失い、結露となって木下地を傷め、軒天のボードを腐食させ、結果的には築20年目にして、このような状態になってしまいました。住宅には気密だけでなく、通気もとても大切なのです。
このように大事になる前に発見するためにも、天井点検口から天井裏や小屋裏をのぞいてカビのニオイがしないか、シミがついていないかなどをチェックしてください。最低でも1年に1回、できれば夏冬に1回ずつチェックしておくと安心です。
[1]: 外部の軒天(のきてん)の部分に張られている、ボードがはがれ落ちています。
[2]: その後、捨て張りのボードもはがれ落ち、軒天部分に穴があいてしまいました。
[3]: 小屋裏をのぞいてみると、水滴やカビがびっしりでした。
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