大口径の金山杉で“牛梁”“鉄砲梁”を再現ー
山里の大らかな暮らし
■仙台市
■設計・施工/(有)遊佐建築 古遊工房
TEL:0229-87-2082
HP:http://www.koyu-kobo.co.jp/
今回の事例は、リプラン東北vol.23に掲載しております。
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3世代6人家族が暮らすこの家は、建坪約64坪という大きな家です。30畳を超える吹き抜け空間には大口径の梁が何本も架構し、圧倒的な存在感を現しています。小屋組みを支える“牛梁”や強度のある根曲がりの木を使った“鉄砲梁”など、日本民家の伝統の技が熟練の大工職人によって見事に再現されています。
もともと、この地に暮らしていたEさんご一家。家を建て替えるにあたり、古民家のような重厚な空間に憧れて、地元の古遊工房に依頼しました。この家は新しい木材を使った伝統構法による新築ですが、一部に以前の住まいの木材や建具類を再利用しています。
「前の家は狭くて寒かった。広くて暖かい家にしたい」と要望し、生まれたのが30畳を超える大空間。当初は「さすがに寒いのでは?」と不安に思ったそうですが、実際は薪ストーブひとつで充分暖かく、快適な家族団らんの中心になっています。3歳のお子さんはここで元気いっぱいに駆け回ったり、竹とんぼを飛ばしたり。リビングにつながる軒下のぬれ縁は、畑の収穫物の作業場として使われるほか、夏には深い庇が陽射しを遮ってくれます。料理上手の奥さんは「キッチンから見渡す庭の景色もきれいで、家事が苦になりません。それに薪ストーブを使う冬はガス代が激減(笑)」とニッコリ。この山里の住まいには、日本民家の原風景を思わせる大家族の大らかな暮らしが広がっています。
もともと、この地に暮らしていたEさんご一家。家を建て替えるにあたり、古民家のような重厚な空間に憧れて、地元の古遊工房に依頼しました。この家は新しい木材を使った伝統構法による新築ですが、一部に以前の住まいの木材や建具類を再利用しています。
「前の家は狭くて寒かった。広くて暖かい家にしたい」と要望し、生まれたのが30畳を超える大空間。当初は「さすがに寒いのでは?」と不安に思ったそうですが、実際は薪ストーブひとつで充分暖かく、快適な家族団らんの中心になっています。3歳のお子さんはここで元気いっぱいに駆け回ったり、竹とんぼを飛ばしたり。リビングにつながる軒下のぬれ縁は、畑の収穫物の作業場として使われるほか、夏には深い庇が陽射しを遮ってくれます。料理上手の奥さんは「キッチンから見渡す庭の景色もきれいで、家事が苦になりません。それに薪ストーブを使う冬はガス代が激減(笑)」とニッコリ。この山里の住まいには、日本民家の原風景を思わせる大家族の大らかな暮らしが広がっています。
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