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北側外観。
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限られた条件が生んだ、
豊かなコートハウス |
敷地の特徴は、以下の3点であった。
1.中心街への交通の便に恵まれた、約30坪程度の狭小敷地。 2.北側の二方は道路で、脇を流れる川を望めるが、川向こうの空き地には、将来、高層マンションが建つ恐れがあった。 3.南側は二方とも、隣家の高い外壁が敷地ぎりぎりまで接近している。 これらの答えとして、周囲の状況に、いたずらに左右されることなく、そして一方では光・風を大切に扱い、自然や季節を感じ、暮らせるように、南側に設けた中庭を建物がL型に取り囲むコートハウスを考えた。 シャラの木が植えられた中庭は、街から切り離され、そこへと開かれた住まいに、敷地の狭さを感じさせない拡がりと豊かな暮らしをもたらしている。 (文/川村弥恵子) |
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居間よりキッチン方向を見る。
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フリースペースから2階とロフト部分を見る。
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中庭。
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2階から玄関を見下ろす。
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カーポートを通り抜けて、中庭へ。
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玄関は広く、収納も充実。
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■概要データ
敷地面積/106.93m2(約32坪) 建築面積/61.17m2(約19坪) 延床面積/100.45m2(約33坪) 構造/木造 用途地域/第二種中高層住居専用地域 |
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前回ご紹介の家はこちらです |
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