住宅雑誌Replan（リプラン）

レンガをアクセントにしたアーチが印象的な外観。

しっかり対話して、
思い出に残る家づくり

暮らす楽しさを広げた
プラン＆アドバイス

　子どもの成長にともない「通学のこともあるし、そろそろ家を建てて落ち着きたい」と考えるようになったＣさんご夫妻。モデルハウスも見て回りましたが、メーカー主導の押し付けプランは、自分たちが求める家とはあまりにギャップが大きすぎました。そこで自分たちの夢をカタチにしてくれる会社を探し、リプランで知ったヨシダホームにコンタクト。 　担当の藤原さんは、Ｃさんが「こうしたい、ああしたい」と話す、その目の前でスケッチを開始。「こんなイメージですか」と、びっくりするほど的確に希望を把握し、しかもプロとして「こうしたほうが、さらに良くなりますよ」と提案してくれました。 　木を使ったぬくもりの感じられる家で暮らしたい、という思いを反映し、パイン張りと珪藻土で優しさの漂う空間を実現。小さな吹き抜けから２階のフリースペースの雰囲気が伝わってきて、これも希望どおりです。奥さんお気に入りの小物を飾ったり、手持ちのブラケットを使えるように電気配線をしたりと、細かいニーズにも対応。アイロンがけなどをする家事室も「棚があったほうが便利」と、住み手の側に立ったアドバイスでいっそう使いやすい仕上がりになりました。 　こうして家が出来上がってみると、一緒につくってきたという実感があり、その一つ一つのプロセスがいい思い出。だからこそ「愛着を持って暮らしていけます」と、Ｃさんは力強く語ってくれました。

吹き抜けから１階居間を見る。

あえて小さめにした吹き抜けから、２階の様子が伝わってくる。

２階フリーホール。自然とお子さんの友達が集まってくる。

２階フリーホール見返し。

右手奥には家事室があり、動線がよく考えられている。

珪藻土とパインの羽目板に、照明のデザインやカーテンの素材感もマッチして、やさしい雰囲気のリビングダイニング。

三角屋根の形状をそのまま生かした、ロフト感覚の寝室。

模様が入ったタイルを一部敷いた玄関。

トイレはタンクを背負わないタイプでスッキリ。このタイプは、将来要介護になっても介護しやすい。

■建築データ
構造規模／木造・2階建て
延床面積／150.49m²（約45坪）
＜外部仕上げ＞
屋根／カラートタン横葺
外壁／モルタル
建具／玄関ドア：木製断熱ドア、窓：木製断熱サッシ、一部樹脂サッシ
＜特徴的な内部仕上げ＞
床／カラーフロア12mm
壁・天井／珪藻土塗・パイン羽目板・ビニールクロス
＜断熱仕様＞
基礎／スカート断熱
壁／細繊維グラスウール16kg90mm+グラスウールボード32kg45mm
屋根／細繊維グラスウール16kg240mm

■工事期間／平成13年8月〜12月（約5ヵ月）
■工事費用／約2,350万円