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*新築事例:一押し住宅

イチ押し住宅

家の雰囲気に合うように、 外まわりは自分たちで手を加えた。 与えられた家を自分たち流に楽しむ。
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フィンランドパインが香る家

■札幌市手稲区・Tさん宅
■家族構成/夫婦40代・30代、子ども2人
■設計/建人舎
      電話:0138-67-1475
■施工/(有)庭田工業
      電話:0138-67-2134



コンテナで我が家1軒分を直輸入

フィンランドから直輸入のTさん宅は、水まわりを除き構造体をはじめフローリングやドア、木製サッシなど家1軒分に必要なものがコンテナで輸入されています。輸送時間は船で3ヵ月ぐらいかかりますが、それぞれの部材に対して代理店を通さない一括輸入なのでコストを安く抑えることが可能です。

フィンランド産のパイン材が優しい空間を演出。窓は木製トリプルガラス窓。



カウンターをつくることで、オープンでありながらも居間とキッチンを色分け。カウンターは作業台としても重宝する。



卓球台を置いたプレイルーム。将来的にどんなふうにも使える。左手はたっぷりの収納。


構造体のパネルも無垢材。木と暮らす北欧住宅は心地よい

 出張のたびにTさんは七飯町にある北欧風の三角屋根のモデルハウスが気になり、施工者の庭田工業に札幌でも建築が可能かどうかを打診。わざわざ七飯町から大工や工事関係者を連れていかなくても、札幌で必要なスタッフを揃えることが可能だったので、施主と施工者の距離差に関係なく家づくりをすることができました。  我が家1軒分の部材を積んだ船がフィンランドを出発して約3ヵ月、Tさんはまるで玉手箱が届くかのような気分を味わい「苫小牧港にハウスTのコンテナが着いたときは、すごく興奮した」と話します。また特筆すべきことは、合板がほとんど使われておらず、構造体のパネルなど見えないところにも無垢材が使われているという点。無垢材が標準仕様で、健康素材がこの家ではあたり前なのです。  フィンランド産のパイン材の優しい質感が心地よく、シンプルな空間に家族の主張がさりげなく添えられているTさん宅。どこを見まわしても本物へのこだわりが感じられます。外まわりの芝を自分たちではるため、土を掘り起こしたり、ホームセンターで購入した枕木を埋めたりと、生活の楽しみ方もこの家ができてから変化してきているそうです。


木の持つ癒しの効果がそのまま味わえる、くつろぎ感のある居間。



階段まわりの空間にカウンターを造作し鏡を置いて、ドレッサールーム的に利用。



大きな三角屋根が特徴的。サイディングは縦貼りと横貼りで変化を出して。



自作のテーブルとイスは焼き肉にぴったり。 ウッドデッキはスノコ板だけ輸入して、手すりはツーバイ材。 リーズナブルに仕上がった。



2階ホール。右手が子ども室で上部が三角屋根の形状を生かしたロフトに。

シンプルな雰囲気の寝室。
建築データ
構造規模/木質パネル軸組併用構造・2階建て、延床面積/118.17m2(約35坪)、 <外部仕上げ>屋根/スノーストッパールーフ、外壁/IGサイディング、建具/玄関ドア:フィンランド製木製断熱ドア、窓:フィンランド製木製トリプルガラス、 <特徴的な内部仕上げ>床/フィンランドパイン、ムクフローリング、ウレタン塗装、壁・天井/フィンランドパイン羽目板張、ウーラカラー塗装、一部珪藻土クロス、 <断熱仕様>基礎/スタイロフォーム30mm、一部スタイロフォーム75mm(2種)、床下/グラスウール24kg150mm、全面土間コン、壁/グラスウール24kg120mm、一部グラスウール24kg150mm、天井・屋根/BIB工法200mm、一部グラスウール24kg200mm

工事期間/平成11年7月〜10月(約4ヵ月)
工事費用/約2,098万円



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