本文へジャンプ

*ニュース

オープンハウス(随時受付)〜ATELIER O2

2012年10月25日 / by : replankun / category : ニュース - 北海道

ATELIER O2からオープンハウスのお知らせです。
詳細は下記をご覧ください。

********************************************************************************************************

敷地は、札幌市の小高い丘に位置し、敷地の奥には自然豊かな森が迫ります。
30年間なにも建つことなくほったらかしにされたひな壇状の敷地には、たった1本イヌエンジュの木がそこに育ちました。
建物は、このイヌエンジュの木と裏側の森を拠所に計画をしました。
ケンチブロックで盛土をされた単純な敷地を削り、造成前に存在していた敷地の斜面を歩いているような感覚を建物内部に取り入れ、常にシンボルツリーであるイヌエンジュや森、街並みを眺めながら適度な距離(間隔)で町(町内)と住人をつなげるよう考えました。
建物は町に平行する部分と森の等高線に平行な2つの角度をもたせ、その角度を利用し、庇や視界を遠方に飛ばす役割を与えつつ、町と森との中間に位置するこの敷地に町と森とを繋ぐ接点としての役割を与えました。
建物の3つの大きなボリュームの間には、外部空間を滑り込ませたような2つの階段室でつなげ、それらのボリュームは異なったフロアーレベルで構成され奥へ移動するにしたがって森へ上がっていくようになっています。この階段からはイヌエンジュであったり森であったり街(町)やそこに住む住人どおしを眺めながら、適度な距離感で繋がるようにしました
敷地を削り室内空間を配置することで、基礎のボリュームが大きくなりますが、外断熱とし室内に露出させることで大きな蓄熱体とさせ、室内環境を安定させる機能をもたせました。この一番低いフロアーへは自転車置き場(半地下)からクールチューブが設置され熱交換された新鮮空気が入り、土間の床暖房で温められスキップフロアーで構成された一番高い場所から排気されるパッシブ換気暖房となっています。建物は高断熱となっていますので直射日光によるオーバーヒートとならないよう窓には庇をかけたり、イヌエンジュの木陰を利用したり。反射光で室内を照らす等をしています。それは真新しいことではなく日本の建物の光を取り入れる建築手法の一部を利用しただけなのです。また、樹木の葉の気化熱で冷やされた空気が山の斜面を下りてくることを予想し、寝室に取り入れやすいよう手を広げたような囲われた空間にベンチレーターを設置するなどして敷地本来の利点を最大限生かすことを試みました。
ここにもともと30年も先に住んでいた住人(イヌエンジュ)がこれからも町の人と会話ができるよう建物に少しだけ隙間を空けました。
イヌエンジュがこれからもこの地で豊かなコミュニティーを育んでくれることを夢に見ています。さらに30年後が楽しみです。

●開催日:2012年10月~随時受付
●場所:札幌市内

●見学を希望される方は、下記まで必要事項明記しメールをお送りください。
後程、住所や地図をお送りいたします
必要事項:お名前・住所・電話番号・見学人数・返信用メールアドレス
申し込み用メールアドレス:oosugi_02@ybb.ne.jp

<問い合わせ先>
ATELIER O2
大杉 崇
〒006-0015
札幌市手稲区富丘5条3丁目 1-26
TEL/FAX 011-676-7357
e-mail oosugi_02@ybb.ne.jp
URL www.geocities.jp/oosugi_02/
blog  atelier02.blog72.fc2.com/

アーカイブ

カテゴリ

Replanとは

Replan編集長ブログ

住宅雑誌RepanTwitter

  • Replanメールマガジン
  • Replanお問い合せ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加