14日は日本建築家協会(JIA)東北支部に午後から訪問取材。
JIAは、実に活発な活動を見せています。
他の建築士関係団体が、やや慎重な姿勢の取り組みのなか、
ボランティアとしての応急危険度判定に積極的にメンバーが参加。
なので、住宅の被災状況などが、
ある意味では公共団体よりも身近な即物感を持っている。
取材後、夜には関西・神戸での建築家ボランティアによる
阪神大震災からの復興ケーススタディが行われまして、
ざっと、40人くらいの参加があり、
熱気に満ちあふれていました。
まさに「建築家魂」を大いに感じさせていただきました。
仙台市内、駅の西側のメインストリート内では
それほどの被害状況は確認できません。
時間がなくて、あまり詳細に見て歩くわけにはいかないのですが、
ところどころで、被害は散見される状況。
っていうような様子ですが、
今度は、新住協本部のある、若林区の国道バイパスの外側に行くと
やや様相が一変しております。
そこかしこで、店舗が地震被害でやられていて
1ヶ月経ってもまだ、開店できない店が多い。
以前、東北大学の地震の専門家の先生の講演を聴いたときに
「液状化地盤」のことに触れられていて、
地盤の強度によって、地域的な被害偏差があると聞きました。
翌日、新住協の本部(若林区)で
打合せやら、取材やら、その他諸々の会合。
で、会沢専務理事から勧められて
やはり、仙台平野の大津波の様子を目に焼き付けて欲しいということで
仙台東インターから、名取まで行ってみました。
スタッフからも写真報告を受けていたとおりの状況。
その後、石巻に会社訪問。
1人、行方不明だったスタッフの方の遺体が先週確認され、
青森で火葬されたと聞きました。
石巻周辺の様子も確認しましたが、
やはり写真撮影は、ちょっと出来ませんでした。
多くの写真で紹介されているとおり、あるいはそれ以上の
衝撃的な状況です。