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北のくらしデザインセンター

1月16日開催のバス見学会で公開予定の住宅を取材しました。

2010年12月27日 / by : replanmin / category : イベントレポート - イベント告知

1月16日開催のバス見学会で公開予定の2軒の住宅について、建てた住宅オーナーや建築家の方のお話をおうかがいしました。

目からウロコのような体験でした…
夫婦60代、2人だけの家

●小樽市銭函・Tさん宅

  

オーナー ・ Tさん

 建築家のセミナーを聞き、「立地条件を考えた上で敷地に合わせて設計する」ということに一番感激しました。考え方が明確に実現できるすばらしさを実感。特に、光を取り込み明るい室内にした実例には「そうか、こういうことか」と納得できました。アイデア、工夫、考え方など、具体的で目が覚めるようでした。
 バス見学会では、設計の意図や使っている素材、建材、窓や断熱など、実際の家を見ながらの説明なので、言葉だけではわからないこともよく理解できました。
 ご縁があった建築家の遠藤さんは、同じ小樽出身で積雪の感じなど地域性をよくわかってくれると思ったことと、話が合い相談もしやすく、依頼。北のくらしデザインセンターでは、目からウロコが落ちるような体験ができました。

設計者・遠藤謙一良さん

 「銭函 光庭の家」は、旧家屋の建て替えでスタートしました。南側に長い間大切に育ててきた日本庭園があり、四季を通して庭の草木の変化を生活の中で楽しめることをテーマにプランを計画しました。
 クライアントはすでに仕事をリタイアされており、将来性も考え基本的に1階で生活できるプラン構成。南面の陽が入るところに、一日の大半を過ごす居間と食卓を設け、天候の良い日は外でも快適に過ごせる大きなテラスをリビングに併設。平屋の中にも吹き抜け上部から朝夕と光が取り込め、明るく光あふれる空間となっています。廊下の寸法もゆとりがあり、収納もしっかり確保した住まいです。
 断熱性能も高く、電気で蓄熱される温水タンク(メガ2000)を採用し、快適で低いランニングコストを目指しています。仕上げは内外とも素材感を大切にし、時間の経過と同時に質感の深みが感じられる住空間を目指しました。

ハイクオリティー&知的なローコスト住宅
夫婦40代+子ども2人、平屋20坪の家

●札幌市西区・Hさん宅

設計者・宮島豊さん

 わたしの設計で新築した友人の家を見て、北のくらしデザインセンターのセミナーに参加いただいたのが、Hさんとの出会いでした。
 打ち合わせの最初から予算は2000万よりぐっと以下のローコストという強い希望。であれば「あれもこれも欲しい」では絶対ダメですとお伝えし、どこまで切り捨てられるかの「潔さ」と、セルフビルドで自分たちも出来ることをする「覚悟」を持つという了承のもと、プランにチャレンジしました。
 徹底的にそぎ落とすということを基本に、結果、20坪の平屋(玄関兼作業場と寝室が土間)というプランにたどりつきました。潔さを持ち、知的でローコストな家づくりを楽しめるというオーナーさんであれば、今後もローコストにチャレンジしたいです!

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