住宅雑誌Replan（リプラン）

十勝の自然の恵み満ちる
川端と土間のある住まい

帯広市・Iさん宅　家族構成／夫婦40代、子ども2人
設計・施工／佐々木建設（株）

　大きな窓の向こうに広がるのは、田園風景と木立に包まれた小川。薪ストーブが据えられた土間リビングには、澄んだ水をたたえた川端（かばた）がありました。「子どもの頃に親しんでいた十勝農村部の昔ながらの暮らしを再現した家をいつか建てたい。自然豊かな小川のほとりに建つストーブのある家で、薪のはぜる音、炎の温もりを楽しみたいと思っていました」。
　Iさんの夢の実現を後押ししたのが、薪ストーブのある住まいを多く手掛けていた佐々木建設。4年前、新築を検討していたIさんは、中札内で開かれた佐々木建設のオープンハウスを見学。薪ストーブと川端のある土間造りの家は、Iさんの理想とぴったり重なりました。幸運にも清流地区の理想どおりの土地にもめぐり合い、佐々木建設に新築を依頼しました。
　佐々木建設は、太陽熱を生かしたＯＭソーラーと薪ストーブの併用を提案。太陽熱によって暖められた空気を、室内に循環させるＯＭソーラーは、ストーブの熱も無駄なく家中に運んでくれます。「結果、薪代の節約にもなり、春から秋には太陽熱だけで温めたお湯をお風呂にもたっぷりと使えます。佐々木さんのおかげでより快適で、エコな暮らしが実現できました」。川端には井戸水を利用。ポンプでくみ上げた井戸水は、土間の川端を満たすほか、庭の水まきや野菜の下洗いなどにも使っているそう。十勝の太陽、水、空気。すべてを生かしきったIさんの住まいは、自然に抱かれる心地よさに満ちています。