住宅雑誌Replan（リプラン）

注文住宅だから実現できた
重厚感あふれる洋館

中札内村・Aさん宅　家族構成／夫婦40代、子ども4人
設計・施工／（株）とかち工房

　「いつか、十勝にはあまりない本格的な洋館を建てたい」。Aさんは若い頃から、輸入住宅の雑誌をめくっては理想の住まいに思いを巡らせていました。そして3年前、とかち工房の住宅と出会い、新築を決断。「クラシックな洋館造りの建物は、全てがオリジナルの一点物。ひと目で気に入って、すぐに会社を訪ねました」。
　今年6月、ジョージアン様式を採用した新居が完成。天井から床までの開口が連なる吹き抜けと薪ストーブを設けた広々としたメインリビングは圧巻です。「今までは人を招くような造りではなく、ライフスタイルの変化にも対応しづらい住まいでした。これからの暮らしを楽しむために、ゆったりとした集いの空間が欲しかったんです」。
　奥さんがこだわったのはキッチン。その要望は、複数の大人がゆったりと作業できる広さでした。「手入れのしやすさ、動線の良さも考慮したオーダーメイドのキッチンを設計してもらいました。細かな部分も使い勝手よく、美しいキッチンとなるようにセンスよく仕上げてくれました」と、奥さん。
　ウォールナット無垢の床、造作の建具や収納、現場仕上げの階段手すり。一つひとつの素材、意匠を吟味し、つくられた住まいは重厚な佇まいです。「空間にマッチする照明やカーテン、家具まで。すべてをコーディネートしていただけたので、理想以上の洋館が実現できました。注文住宅ならではの魅力、完成度に、家族みんなが満足しています」。