「私は冷え性なので、以前の家では今の時期、靴下を2枚履きしていたのですが、この家では裸足で過ごせるんです」。奥さんがそう語るように、取材に訪れたこの日、外は肌寒いにもかかわらず、室内は暖房をつけていないとは思えないほどの暖かさに包まれていました。その秘密は、鈴木環境建設が独自開発したハイブリッド断熱工法「Bespoke EkoⅢ(ビスポーク・エコ・スリー)工法」にあります。加えて樹脂サッシとLow−Eトリプルガラス、第一種換気システムなどの採用により、Oさん宅ではQ値1・0、C値0・2という優れた断熱・気密性を実現しました。
こうした高性能な空間は、少ないエネルギーで快適な温熱環境を保つことができるため、ランニングコストを削減できる点が魅力。この家に設置されている冷暖房機器は、16畳用のダクト方式エアコン1台のみです。軒による陽射しのコントロール、窓や換気口の配置を工夫しての通風など、きめ細かなパッシブ設計も奏効し、夏場はほぼエアコンなしで過ごせたとのこと。太陽光発電も導入しているため、「一年を通してみれば消費電力を抑えるとともに、売電によって家計はプラスになる試算」と鈴木貞良社長は語ります。
「一番に求めたのは暖かさ。真冬を迎えてもこの点は心配なさそうです。それ以上に、この先、光熱費の負担を考えなくてもよいというのは、思わぬメリットでした」と奥さん。高性能な住まいがもたらす快適性と心のゆとりを実感しているご様子です。
■宮城県石巻市・Oさん宅
■設計・施工/鈴木環境建設(株)
■建築データ
■構造規模
木造(在来軸組工法)・2階建て
■延床面積
169.39㎡(約51坪)
■主な外部仕上げ
屋根/ガルバリウム鋼板、外壁/塗壁、建具/玄関ドア:ガデリウス スウェドア、窓:エクセルシャノン
■主な内部仕上げ
床/オーク無垢フロア、壁・天井/Vクロス
■断熱仕様<充填断熱+外張断熱+付加断熱>
基礎/XPS100㎜、壁/ウレタン50㎜+高性能グラスウール40kg105㎜+高性能グラスウール16kg50㎜、屋根/高性能グラスウール40kg120㎜二重+高性能グラスウール16kg105㎜
■暖房方式
エアコン
■工事期間
平成26年12月〜平成27年4月(約4ヵ月)
「家が大きくなれば暖房効率が下がっても仕方ない」と思ってはいませんか? 鈴木環境建設では「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」の特別優秀賞を3年連続受賞した独自工法「Bespoke EkoⅢ工法」を駆使し、大きな空間であってもランニングコストがかからない本物の高性能住宅をご提案しております。この工法は外断熱工法と内断熱工法を融合させた最新のハイブリッド工法で、非常に高いレベルの断熱・気密性能をクリアすることが可能です。これにパッシブデザインや省エネ設備を組み合わせ、本当の意味での「ゼロ・エネルギー・ハウス」を実現いたします。
「住んでから後悔しない家を」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。