住宅雑誌Replan（リプラン）

　子どもたち３人の成長につれてマンションが手狭になり、家づくりを決意したＳさん。暖かい家をキーワードに検討していた時に出会ったのが、建築家・西方里見さんの著書でした。「断熱や省エネの考え方はもちろん、木をふんだんに使ったデザインにも惹かれましたね」。施工した今野建業は高断熱・高気密の技術と実績を誇り、性能を重視するつくり手のコラボで理想の家が実現しました。
　住まいの中心はナチュラル感いっぱいのＬＤＫ。大きな吹き抜けのオープン空間ながら、「床下エアコンだけで家中暖かく過ごせます」と西方さん。子どもの勉強用カウンターをはじめ、キッチン裏の奥さん専用ワークスペース、各所に設けた収納棚の位置やサイズなどのきめ細かい要望に応えたのは「お客様と一緒につくり上げる家」をモットーとする今野建業の職人技です。また、外壁をスギ板張りで仕上げたほか、外からの視線を遮るための木製フェンスなど、室内外とも自然素材に包まれたまさに木の家という装いになりました。そしてもうひとつの特徴となっているのが、ペントハウスです。２階屋根上のデッキに出れば、周囲の視線を気にすることもありません。「夜景がとてもキレイなので、ここで晩酌するのが楽しみ」とのこと。
　震災の影響で着工が予定より遅れ、土地購入から２年越しの完成となりましたが「イメージしていた以上の家ができて大満足です」と、これからの新生活に期待を膨らませています。