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リフォーム事例:暮らし上手さん
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暮らし上手

玄関
収納力抜群のゆとりの玄関。
つきあたりに大型収納を造作。刷毛目の残る塗壁や天井の間接照明、アールにデザインされた飾り棚がナチュラルな雰囲気。

「私が道工房さんを選んだ理由」物語

豪雪地帯の快適な住まい
「冬でも陽だまりで憩う」

■北海道倶知安町・Aさん宅
■設計施工/北海道工房株式会社
 TEL:011-618-1235
 HP:http://www.do-ko-bo.co.jp/
 E-mail:home@do-ko-bo.co.jp


きっかけと選んだ理由

 代々この土地で暮らしていますが、場合によっては3メートルにも及ぶ積雪に、長年悩まされていました。前の家も雪のせいで老朽化が早く「すがもり」が激しくなり、建て替えを決意したんです。
 とにかく頑丈で雪に負けない家をと思い、ハウスメーカーなどに相談している中、リプランを見て道工房さんを知ったのです。ライフスタイルに合わせた家づくりをしてくれると聞き、勉強会に参加してみたところ、会社の姿勢に惹かれました。
 話をするうちに「これならきっと力になってくれる」と確信。施工は古くからお付き合いのある地元の工務店を使いたいというわがままも快諾してくれたので、お願いすることになりました。





リビング 四季折々の美しい風景をリビングから眺める贅沢
大きな窓からは、代々手入れしてきた美しい庭や迫力ある羊蹄山の偉容が拝める。窓を開け放せば、ウッドデッキと一体化した広い空間に。




リプランが取材に伺いました

 「何よりも雪に強い家が第一条件。そして屋根から落ちる雪でご近所に迷惑をかけたりしないように、というのも希望でした」とAさん。雪の多い気候風土という難条件のなか出来上がったのが、三方を片流れ屋根にした、1階がRC造、2〜3階が木造在来の高床式の住宅です。
 耐久性、気密・断熱性の高さはもちろん、この家の最大の特徴は窓。開口部を小さく少なくする。それが北国の家の通説ですが、今回は大胆にもリビングの吹き抜けに大窓を設けました。窓を開ければウッドデッキと一体の空間になり、自慢の庭や羊蹄山の雄姿が広がります。それは、長い冬を室内で過ごすからこそ、開放的で明るい居住空間に、という発想。地域特性や気候風土を考慮した上で、冬の暮らしを楽しむゆとりまで生んだプランニングです。
 最近は道内各地からの発注も増えている道工房。土地の特性に合わせ、人の暮らしに合わせた柔軟できめ細かな仕事ぶりが、遠方からも「ぜひに」と乞われる理由のようです。



Aさん・新築してみて…

 リビングのソファに座って外を眺めていると、ホッとします。ずっとここに住んでいたのに、こんなに綺麗に羊蹄山が見えるとは気づきませんでした。
 安心感だけでなく、開放感やゆとりまで感じられる家にしてくれた道工房さんには、本当に感謝しています。これなら厳しく長い冬を嫌うのではなく、楽しんで過ごせます。




リビング 耐久性・断熱性も高めた吹き抜け
リビングと一体化したウッドデッキは冬には簡単に取り外しが可能。吹き抜けの窓には、ペアガラスの3倍以上の断熱性能を持つ超高断熱ガラスを使用し、耐久性・断熱性もしっかり確保。
二階廊下 吹き抜けから光がそそぐ2階廊下
吹き抜けの2階部分には渡り廊下と多目的なオープンスペース。いつも家族の気配を感じられる間取り。



リビング 明るく広々オープンキッチン
3つの窓がダイニング・キッチンを明るくしている。収納を壁側にまとめたので上部がスッキリ。




ベッドルーム
上:屋根形状を生かし天窓付きに
片流れの屋根の形を生かして、斜天井には天窓を設け、高さと開放感を感じさせる空間に。真冬でも空や光が感じられる。

右上:ユーティリティは白で統一
車椅子でトイレや浴室まで入ることができるよう、ユーティリティは幅広くゆったりと設計した。造作家具も壁も天井も白一色で、ホテルのような印象。

右下:和室には旧宅の思い出をひとつ飾って
DK横の和室は仏間として使用。前の家にあった思い出深い欄間を、和室の飾り欄間として再利用。欄間に合わせて壁もシックな質感と色でコーディネート。
ユーティリティ ユーティリティ 和室



▽before
旧外観
積雪対策を考えた屋根構造
正面に雪が落ちないよう、片流れの急勾配屋根を三方向に配置。隣家との距離も十分に取った。また積雪対策として、1階部分はRC構造の物置スペースにし高床に。雪に閉ざされた冬も快適に過ごせる工夫が随所に見られる。
▼after
新外観




間取り図ビフォー


北海道工房より
今回のお客様のお宅は、北海道でも有数の豪雪地帯での建て替えです。半年間、雪の中での暮らしを快適に…がテーマでした。地域の特性を理解し、頑強な構造、考えぬかれた性能を基につくり出された大きな窓、その窓が閉鎖的になりがちな雪国の冬の生活に変化を与え、外との一体感を生み出し開放的で明るい空間をつくることができたように思います。私たちの住まいづくりは単なる器だけではなく、そこに暮らす人が安らぎや、元気の基を感じていただけるような提案を常に心掛けています。


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