住宅雑誌Replan（リプラン）

木、レンガ、タイル…。
素材使いが魅力の明るくオープンな住まいに

　共働きで家には寝に帰るだけという状況だったＳさんご夫妻。60歳を前に仕事一辺倒の生活から家での暮らしを考えてみた時、25年前に建てた家は暗く動線も不便なものでした。リフォームするなら、隅々まで自分の好み通りにしたいと考えた奥さん。モデルハウスや施工事例をいくつも見学しましたが、なかなか「ここ」と思える業者がなく、諦めかけた時に出会ったのが建築工房サトウです。
　幸い基礎や躯体の状態は良好で、性能面は窓と断熱材の取り替え程度で済みました。「明るい家にしたい」という要望からリビングを吹き抜けにし、仕切りのない間取りに変更。「大人のカントリー」をコンセプトに、内装やインテリアを決めていきました。
　もともと雑貨を集めるのが大好きで、とてもセンスが良い奥さん。そのセンスを生かすべく、細かなところまで打ち合わせで詰めながらリフォームが行われました。そして完成したのは、前のような圧迫感をまったく感じない、明るく開放的な空間です。手持ちの家具や雑貨も、しっくりとなじみます。「ここはサトウさんと一緒につくり上げた家です。次は何を飾ろうかと楽しみなんです」と奥さんもこの家での暮らしを充分に満喫しているようです。