本文へジャンプ
リフォーム事例:暮らし上手さん
次回へ contents 前回へ

暮らし上手


築160年の古民家の構造体はそのままで

古材の存在感を生かしつつ
高断熱・高気密・耐震性も万全

■岩手県北上市 Sさん宅
■家族構成/夫婦90代・80代、息子夫婦50代、孫夫婦20代
■設計施工/千田工業(株)
TEL : 0197-63-3207
HP : http://www.chidatec.com
E-mail : sumai@chidatec.com


 玄関を一歩入ると、そこはまるで和風旅館のように清々しい木造の空間。黒光りする古材の梁の重なりと、トップライトから射し込む自然光が天井の高さを強調します。奥行きを感じさせる幅の広い廊下を挟んで、右側は96歳になるSさんと奥さんが暮らす純和風の空間、左側は家族が集うLDKのあるパブリックな空間。2階は同居をはじめる孫夫婦のための空間です。
 この家は天保年間に建てられたという築160年の古民家。昭和45年ごろ、元の民家の半分だけを現在の場所に移築し増築しましたが、屋根や外壁がトタン材で「寒くて寒くて大変だった」といいます。建て替えではなくリフォームを選んだのは「家の歴史を守りたい」という、Sさんの強い希望から。そこで「骨組みを残すこと」を絶対条件に、断熱改修を一番の目的とした大リフォームを決断。古民家の趣を生かしながら、次世代省エネ基準をクリアする快適な家に生まれ変わりました。




リフォームポイント:断熱改修

 昭和45年ごろに増築した部分は解体し、基礎から新設。既存部分の基礎にも押出法ポリスチレンフォーム断熱材を張りました。壁、天井にはグラスウール断熱材を充填し、防湿シート、石膏ボードを張り、グラスウールが充填ができない部分にはウレタンを使用しました。


外観
高さと広がり、そして明るさが清々しい玄関ホール。
稽古場・レッスン室 壁にグラスウールを充填。
before
△before



リフォームポイント:全館暖房

 床下に放熱器を置き、取り込んだ新鮮な空気を暖め、室内には床面のグリルが暖気を優しく送ってくれます.足下から暖かく快適です。


茶の間からダイニング、キッチンを見る。家族のパブリックな空間。
茶の間は15ミリの薄い畳を使用し、フローリングにも対応できるようにしている。



リフォームポイント:室内

 通気や採光を考え、階段と廊下の位置を左右逆転。キッチンや浴室などの設備も現代の仕様に変更しました。座敷は壁・天井・畳以外は生かし、古民家の重厚感を残しています。内装は大部分を新装しました。


階段上から玄関を見下ろす。梁が露出し、重厚感を醸し出す。
1階寝室と座敷の間の板戸には、かつて飢饉の折、先祖が御禁制のケヤキの木を切って人々を助けたという材がはめ込まれている。






次回へ contents 前回へ

*検索


AND OR 

Powered by wwwsrch.cgi Ver3.09
(とほほのWWW入門)


*家づくり参考コンテンツ

Replanとは

Replan編集長ブログ

住宅雑誌RepanTwitter

  • Replanメールマガジン
  • Replanお問い合せ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加