■リフォーム編:あなたの家は築何年?
環境問題・少子高齢化などの社会的な背景を受け、中古住宅を資産価値のある良質な住宅ストックとして残すため北海道は「中古住宅流通促進方策 検討委員会」を設置。3年間にわたり審議を重ねてきました。
この全国的に見ても類のない施策推進に対し、国土交通省も注目。全国に広めたいと高く評価されています。
同委員会の社会実験モデルとなる住宅の診断を「中古住宅検査人」として2年間行ってきた宮下悟さん。
これまでの豊富な経験から示される、住まいのトラブルやメンテナンス・アドバイスは、わが家の現状を探る上でとても参考になります。
長年住み慣れた家も、年月とともに隙間風が気になったり、外壁が傷んできたりと、経年劣化によるさまざまな不具合が出てくるもの。住まいが発する不具合の信号を、早めにキャッチし、大事に至る前に手当てをすることも、わが家と長くつきあうための秘訣なのです。
『Replan(リプラン)』に掲載された「あなたの家は築何年?」を2週間ごとに更新していきます。
- 断熱・気密編
- 壁:ヒビが断熱材にも影響
- 天井:通気が大切
- 床:床下結露
- 住宅診断士からのアドバイス:「見た目にだまされないことです」
- 耐震編
- 基礎:家を下から支えているはずが…
- 柱:見えないところでこんなことに
- 梁:不可解な小屋裏
- 住宅診断士からのアドバイス:「大丈夫!」と思う基準はなんですか?
- 内・外装編
- 内装・天井:天井のシミの原因は…
- 内装・壁:壁にできるカビは…
- 外装:外壁の剥がれや2重張りに注意!
- 住宅診断士からのアドバイス:「住まいの敵は水と水分です!」
住宅診断 宮下 悟さん
現場監督として13年、住宅メーカーに10年勤務後、建築の知識を持つ第三者として家づくりに関わり、住宅のクレームを少なくしたいという思いから、住宅診断(ハウスドクター)の事業をはじめる。
テレビやセミナーなどで、住まいのトラブルを未然に防ぐための知識をユーザーにわかりやすく伝え、住宅診断の啓蒙活動なども積極的に行っている。
エスパス1級建築士事務所
http://www.espas.biz