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STEP2 土地の探し方、選び方は?
購入する土地によって、家づくりもその後の暮らしも変わってきます。望む土地を見つけるために知っておきたい事柄とともに、建築時に関わってくる法律上の規制などについてもご紹介しましょう。
土地の特徴を知ろう【2】
土地見学のチェックポイント
土地を見に行く時は、事前にチェックリストを用意して、気になるポイントの確認漏れがないようにしましょう。
〈主なチェック項目〉
1 登記
所有者は誰か、担保は付いていないか確認しましょう。
2 最寄り駅までの距離と、途中の環境
現地から駅までは基本的に歩いて移動。道路の混み具合や街の雰囲気がよく分かります。天候や時間帯を変えて何度か足を運ぶのが良いでしょう。
3 学校や会社までの通勤時間
普段使う交通機関を利用して確認しましょう。
4 諸施設の場所
商店・病院・役所・公園など日常生活に必要な施設がそろっているか、どれくらい離れているかなど、実際に生活することを想定して確かめてみてください。あわせて、好ましくない建物がないかも確認しましょう。
5 陽当たり、風向き
見学時の季節や隣家の状況によって異なるということを理解した上で、確認しておきましょう。
6 水はけ
特に傾斜地の場合はチェックを。長く住むご近所の人に聞くのも方法です。
7 眺望
見学時には見晴らしのいい土地だったのに、後から高い建物が建って視界を遮られた、という話もあります。今後、周辺に高い建物の建築予定がないかどうか、ご近所や管轄の役所、不動産会社などで調べてみるといいでしょう。
これらは実際にそこで家を建てた場合、「暮らしやすさ」や「住み心地」につながる部分。専門家でなくても十分調べたり判断できる部分です。
土地探しのヒント2「南東角地が一番か?」
一番人気がある土地は、陽当たりの良い南向きの角地。それだけに価格も高い傾向にあります。しかし必ずしも「人気が高い=良い土地」とは限りません。希望がかなって快適に過ごせれば、それがその人にとっての「良い土地」なのです。
比較的価格の安い北向きなら、南向きに比べ広い土地を購入できる可能性があります。住宅密集地でも、間取りや窓の配置の工夫次第で、陽当たりの良い住まいに仕上げることはできます。北西角地なら外観やデザイン規制が少ないメリットも。一見ネガティブな条件でも、工夫次第でいくらでもポジティブな住まいづくりができるのです。
COLUMN「不動産業者は何をしてくれる?」
不動産仲介業は、地主と購入者の両方が納得して売買契約を結べるよう、コーディネートする仕事。土地周辺の今後の開発や地価のことなどさまざまな情報を持っているだけでなく、購入したい土地の隣家との問題も、事前に交渉し、整理してくれます。
その地域で長年商売をしていて、土地の情報に精通している信頼できる業者がいれば、仲介料を払っても相談する価値はあるはずです。
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