住宅雑誌Replan（リプラン）

ＪＲあいの里教育大駅からほど近いモデルハウス群。その中でも、ひときわ目を引く和風モダンの家が、建成ホームの待望の札幌モデルハウスです。本社のある道南圏ではＦＰの家で絶大な信頼と実績を誇る同社が、道央圏のお客様の要望に応えてオープンさせました。

今回建てられたのは、コンセプト住宅「郷の家」。元々自然素材や自然エネルギーの活用など環境にやさしい同社の家づくりの中で、天然木を使いながらもコストを抑えた高級感あふれるシリーズとして注目されています。

中に入ると木をふんだんに使った空間が広がります。風合いのよいアカマツや桐、スギ、ヒバなどの無垢材を構造材やフローリング、家具に贅沢に使い、室内に落ち着きと心地よさを与えてくれます。

そして、どこか古き良き日本建築の住まいを感じさせる象徴となっているのが、リビングの横に設けられた縁側風のスペース。板張りの床に大きな窓。天気のよい日にはここに座ってぽかぽかと暖かな陽射しを浴びたくなります。

「和」をコンセプトにしているだけに、１階は素材も仕上げも徹底的に重厚感のある和の趣ですが、２階にあがってみると、こちらは同じ素材を使いながらも仕上げを変え、もう少しナチュラルな雰囲気。印象は違えど、どちらも木に包み込まれるような２つの空間を体感できます。

個性的なしつらえについ目が行ってしまいますが、ＦＰの家づくりで実績を積んだ同社だけに住宅性能も注目ポイント。ＣＯ₂ゼロ・化石燃料ゼロ・ホルムアルデヒドゼロという「スリーゼロ住宅」を目指してつくられた「郷の家」では、高断熱・高気密はもちろん、それを生かした薪ストーブによる自然エネルギーを利用した暖房システムや、耐震性・耐久性に優れた構造など、パッケージ住宅の常識を越えたハイグレードな性能を誇っているのも特徴のひとつです。

オープン以来、同業者の視察も多いそう。木のプロたちが感心するほどの仕上がりとコストパフォーマンスはさすがと言えるでしょう。「郷の家」はコンセプト住宅ですが、同社の持ち味はきめ細かな要望に応えて提案する注文住宅。「このモデルのここがいいな」「これは真似したい」と家づくりのヒントを拾って相談してみるのも、モデルハウス活用法のひとつです。建成ホームの家づくりへのこだわりや姿勢が垣間見える最新モデルハウスは必見です。

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