住宅雑誌Replan(リプラン)北海道・東北の新築事例紹介｜イチ押し住宅167　施工／志村建設（株）設計／空間工房（株）一級建築士事務所

快適に暮らせる財産価値の高い家づくりがモットー

職人の育成にも力を注ぎ、
技術交流にも積極的

■由利本荘市・夫婦、子ども1人
■《設計》空間工房（株）一級建築士事務所
■《施工》志村建設（株）
HP：http://www12.ocn.ne.jp/~shimura/
TEL：0184-22-3400

今回の事例は、リプラン東北 Vol.26に掲載しております。
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　秋田県南部沿岸にあり、県内では比較的温暖な由利本荘市。「気候風土を熟知した上で、お客様が心地よく住まい、長く価値を保てる家づくりに努力しています」と話す志村建設専務取締役の志村定弘さん。デザインポリシーはオーソドックス＋アクセント。さりげない造りの空間にメリハリを持たせ、誰もがいいと思える家に仕上げるのです。そして、性能は当然のこと、設備も床下配管などメンテナンスしやすい施工で長持ちする家をつくっています。
　Ｇ邸は、建築に造詣の深い施主の要望と工務店の姿勢が一致した理想的な家となりました。幹線道路からの騒音を避け、プライバシーを守るためコートハウス形式に。家に入ると静かで落ち着いた空間が広がります。シンプルななかに、一部の壁をタイルやコルク、大胆な柄の壁紙にするなどＧさんの趣味の良さが表現されています。
　断熱は、基礎にスタイロフォーム、壁に170ミリ、天井に355ミリの高性能グラスウールと高性能。ヒートポンプ床暖房と蓄熱暖房器をあわせ、家中ムラのない暖かさです。段差がなく引き戸を多用したバリアフリーの造りと共に、生活は快適そのもの。
　在来工法で高性能な家づくりをするために、志村さんが力を注ぐのは職人の育成。自社技術をオープンにして他の工務店と切磋琢磨、協力を惜しみません。こうした姿勢からいい家が生まれるのでしょう。